甲子園もいよいよ中盤の終わり ベストエイトの戦いになってきている
各地予選を勝ち抜き 県の代表としている球児たち 勝負はあるが情熱は変わらない
涙と歓喜のドラマは 私たちをも青春の輝きと希望を与えてくれるようだ
当然1回戦も勝たずに帰って行くチームは 約半数に上るわけだ
続く2回戦 歓喜は味わったがここで敗退するチームもある 1勝挙げただけでも立派
私もどちらも勝って欲しいが 何かの縁がある県だと そのチームを心で応援してしまう
信州は私の両親の故郷 戦後すぐに私も貧農の開墾地で 小学生時代を過ごした
信州代表は名門の松商学園 1回戦は勝利 2回戦で敗退した
各チームの校歌は かつては勝利したチームが最後に歌っていた
これでは県代表のチームが校歌も歌えずに地元へ帰る
最近では まだ勝敗のわからない前半で 両チームが歌いエールの交換となった
信州の松商学園校歌に 思いがけずに巡り合った
下町のうたごえ 本所地域プラザでの開催 それは一昨日のことである
ここでの開催も定着して 大概5.60名が集まってくれる 音響設備も優れた場所だ
休憩時間に男性が私の所に寄ってきて お願いがあると言う
実は 彼は松商学園の卒業生で 校歌を懐かしく歌いたいと言うのだ
私のうたごえは リード役も居ないし 誰かを前に出すことは原則禁止している
集まった皆さんが主役なのだ 他のうたごえでは好きな方が前に出て歌うがそれも良い
多くの方が知っている歌をなるべく採用して ここで歌う 楽しく歌う これが趣旨だ
唄の上手な方が中には居て 皆の前で歌いたいらしいが その人の自尊心は高まる
カラオケでは一人づつ歌う 黙って自分の番が来るまで待つ うたごえは皆で歌う
松商学園校歌 私も興味はあるが全員知らない曲でもある
だから休憩時間に披露しましょうと提案 私が伴奏します 初見でも楽譜があれば良い
楽しそうに彼は歌った ちょっと解説させてほしいと 長々とマイクで紹介し始めた
昭和3年 松商学園は甲子園で全国制覇したが 当時 校歌は無く 寂しい想いをした
そこで永い間の悲願 校歌を作ろうと 私たちも知っている二人に依頼をしたものである
作詞は ふるさとやおぼろ月夜の 高野辰之 作曲は 海ゆかば の 信時 潔である
この記録は楽譜を私に渡す際 今年5月の松商同窓会?の資料による
校歌は昭和4年誕生だが 高野辰之の詩は 崇高なもので松本の自然と健児の精神だ
私の手元には松本の 山辺小学校校歌もある これは別に疎開地を訪ねる団体だった
うたごえの準備をしている時 携帯電話が入った
あの 本所にも亀戸にも 悪天候を除き 殆ど毎回出席の 95歳の女性である
先生に大変お世話になりましたが うたごえを続けられないので せめて挨拶をと言う
歩くのは少し不自由さはあるが 歌声は衰えていない 楽しそうに毎回歌う
リクエストもどうぞと言うと メモには10曲程度 自分用の曲が書いてある
故郷を離るる歌 これが この方の一番好きだったように思える
残念ですが元気で居て下さい 思い出した時に一度でも歌いに来て下さいねと言った
私のうたごえは名前も聴かないし住所氏名も分からない 来たい時に来る 欠席も自由
全くフリーでも 多くの方に愛されている 私も皆さんを愛している(笑)
この方は元コーラスをされていたらしい 区内の団体に申し込んでも敬遠されたと聞いた
それは超高齢で 何かあった時に対応できないとか 年齢だけで判断されたのだろう
多分 今回は家族の進言もあったかな 会場なら対応できるが往復を心配されると思う
一昨日歌った曲 なんとバラエティに富んでいるかと自分でも感心! 32曲
一寸法師 ラジオ体操の歌 何日君再来 夜来香 夏の思い出 銀色の道
ふるさと(五木ひろし) 矢切の渡し 夕焼け雲 星影のワルツ 花言葉の歌
ひばりの花売り娘 坊がつる賛歌 浜千鳥 エーデルワイス 追憶 青春時代
ゴンドラの唄 四季の歌 君恋し 君の名は 愛燦々 学生時代 イビョル(離別)
ああ上野駅 あざみの歌 切手の無いおくりもの ローレライ オールドブラックジョー
禁じられた遊び たんぽぽ 今日の日はさようなら
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