この日北朝鮮が発射したミサイルは、極超音速ミサイルと推定される。北朝鮮は昨年1月14日と4月2日、それぞれ平壌一帯で固体燃料エンジンを適用した極超音速中距離級弾道ミサイルの発射実験を行った。

2025-01-07 13:27:18 | 朝鮮を知ろう。
 

北朝鮮、トランプ米大統領の就任を約2週間後に控え弾道ミサイル発射

登録:2025-01-07 06:48 修正:2025-01-07 08:02
 
 
北朝鮮の金正恩国務委員長が昨年4月2日、新たに開発した極超音速滑空飛行戦闘部を装着した新型中長距離固体弾道ミサイル「火星砲16ナ」型の初の発射実験を現地指導したと、朝鮮中央テレビが昨年4月3日付で報道した=朝鮮中央テレビ画面よりキャプチャー/聯合ニュース

 北朝鮮が6日、中距離級弾道ミサイル1発を東海(トンヘ)上に発射した。北朝鮮の弾道ミサイル発射は今年に入って初めてで、昨年11月5日の短距離弾道ミサイル発射以来2カ月ぶりのことだ。

 合同参謀本部(合参)は同日、「韓国軍は今日午後12時頃、平壌(ピョンヤン)一帯から東海上に弾道ミサイル1発が発射されたことを把握した」とし、「北朝鮮のミサイルは1100キロメートル飛行後、東海上に弾着した」と明らかにした。合参は「北朝鮮のミサイル発射は朝鮮半島の平和と安定を深刻に脅かす明白な挑発行為であり、強く糾弾する」と述べた。

 この日北朝鮮が発射したミサイルは、極超音速ミサイルと推定される。北朝鮮は昨年1月14日と4月2日、それぞれ平壌一帯で固体燃料エンジンを適用した極超音速中距離級弾道ミサイルの発射実験を行った。飛行距離を縮めずに発射した場合、通常の中距離ミサイルの射程距離は3000~5000キロメートルで、「B52爆撃機」などが配備された米国領グアムなどが打撃圏内に入る。

 北朝鮮は昨年11月6日に米大統領選挙でドナルド・トランプ共和党候補が勝利した後、ミサイル発射を中断していたが、トランプ大統領の就任(1月20日)を2週間後に控えて発射を再開した。朝米対話の再開を念頭に置いたシグナルとみられる。また、アントニー・ブリンケン国務長官が韓国を訪問し、同日午前にチョ・テヨル外交部長官と韓米外相会談を行うことを狙った可能性もある。

 一方、大統領室は同日午後、イン・ソンファン国家安保室第2次長の主宰で安保状況点検会議を開き、北朝鮮の弾道ミサイル発射による態勢を点検した。韓米日3カ国の外交当局者は有線協議を通じて北朝鮮の発射に対する評価を共有し、緊密な協力を続けることにした。

パク・ミンヒ、シン・ヒョンチョル、クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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