“自衛隊は違憲”新看板
初午まつり 百里平和公園で披露
茨城・小美玉
「自衛隊は憲法違反」と書かれた新しい大看板。11日、茨城県小美玉市の百里平和公園で行われた「初午(はつうま)まつり」で参加者に披露されました。
まつりは平和憲法を守り、基地撤去をめざす人々の交流の場で、今年で61回目。
披露された看板は、航空自衛隊百里基地・茨城空港に隣接する「九条の丘」に掲げられている看板が老朽化したため、一般社団法人百里の会やボランティアが新しく作り直したものです。
百里基地反対同盟の梅沢優さんは、同基地でオスプレイの訓練や日米共同訓練などが強行されたことを批判。「親の代は戦争から帰ってきて苦労して開拓し、平和が一番大事だと、この(平和公園の)土地を守ってきた。その思いを受け継いでいきたい」と語りました。
国民救援会水戸支部事務局員の女性(21)は初参加。基地に反対する農民が土地を売らなかったため、“く”の字に曲がった百里基地の誘導路を目の当たりにして「基地はいらないと、みんなが力を合わせた結果が見て取れ、すごいなあと思います。憲法9条の大切さを分かち合いたい」と話しました。
日本共産党の、いわぶち友参院議員は「今の自公政権では国民の命も安全も守れない。改憲の動きにストップをかけ、憲法9条を守って平和外交に生かす政治をめざします」とあいさつしました。同党の大内くみ子参院茨城選挙区予定候補、山中たい子、江尻加那両茨城県議らが参加しました。
新看板は4月上旬ごろ移設する予定です。
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