平和へ一大結節点に
憲法大集会 実行委が会見
来月3日開催
5月3日の憲法記念日に開催される「あらたな戦前にさせない!守ろう平和といのちとくらし 2023憲法大集会」実行委員会は27日、国会内で記者会見を開きました。岸田政権が安保3文書を閣議決定し敵基地攻撃能力の保有に踏み出そうとする中、憲法を軸に多彩なテーマで交流し、「平和に向けて声をあげていく一大結節点にしたい」と多くの参加を呼びかけました。
総がかり行動実行委員会共同代表の藤本泰成さん(平和フォーラム共同代表)は、安保3文書や敵基地攻撃能力の保有など政府による軍備増強の動きは戦前を強く想起させるものだと批判。「『いのち』の意味合いが軽くなってきていると感じる。憲法理念を守らせるたたかいを大きく広げたい」と訴えました。
憲法共同センター共同代表の小畑雅子さん(全労連議長)は、空港や港湾を軍事利用し、病院の積立金を軍事予算に組み入れるなど、戦争する国づくりは私たちの暮らし、命、人権を侵しながら進められていると指摘。「憲法に基づいて私たちの人権と尊厳を守っていくたたかいが必要だ」と語りました。
改憲問題対策法律家6団体連絡会事務局長の大江京子弁護士は、安保3文書の閣議決定は主権者の命と暮らし、自由と人権を脅かすものだと強調。「文書の実態は私たちの人生を危険にさらしてアメリカを守るものだ」と批判しました。
憲法9条を壊すな!実行委員会の菱山南帆子さんは、憲法審査会で、与党と維新の会や国民民主党によって9条改憲論議が進んでいる状況に危機感を表明。「一人でも多くの方に来ていただき、集会を大成功させたい」と話しました。
憲法大集会の会場は有明防災公園です。午前11時から多彩なミニステージがあり、午後0時半からメインステージが開かれます。集会後にはパレードを行います。
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