独立叫んだ三一節102周年、
オンライン空間などで「それぞれの記念日」熱く
ソウル、蔚山など全国で「画像記念式」
ラムザイヤー批判、「独立万歳」も叫ぶ
SNSに#手書き3・1運動をアップ
家で子どもと太極旗を描くなど
市民、非対面で3・1節を再確認
市民は太極旗に敬礼した後、殉国烈士に対する黙祷へと移った。独立運動記念日である三一節102周年を迎えた3月1日午前11時、ソウル、蔚山(ウルサン)、慶尚南道昌原(チャンウォン)、密陽(ミリャン)など、全国各地の市民が一堂に会した。ただし、広場ではなくビデオ会議システム「ZOOM(ズーム)」でだ。彼らはノートパソコンやタブレットなどで、それぞれのやり方でこの日の行事に参加した。新型コロナウイルス拡散防止のためオフラインでの三一節記念行事のほとんどは取り消しとなったものの、三一節を称える市民の動きは止まらなかった。多くの市民がオンライン空間と自宅で三一節の意味を再確認した。
この日、市民団体「ソウル興士団」はビデオ会議システムを通じて「オンライン3・1運動記念式」を開いた。同団体会員のヤン・スンテクさんが「興士団は未完の解放を完成するため、日本の歴史歪曲に強く対応し、慰安婦問題に積極的に取り組む対日市民運動をさらに強化する」との内容の声明を読み上げた。日本軍「慰安婦」のことを売春婦と主張するハーバード大学のマーク・ラムザイヤー教授を批判したり、独立運動家を称えたりするプラカードを手にした50人あまりがこれを見守った後、「大韓独立万歳」を三度叫んだ。オンライン記念式に参加したソウル興士団団員のタク・イルチャンさんは、「コロナのせいで直接集まることはできないが、3・1運動の精神を一人ひとりの暮らしの中で実践していってほしい」と語った。
自宅で子どもたちと太極旗を描くなどして三一節の意味を再確認したという市民もいた。全羅北道全州(チョンジュ)に住むチェ・ウンギョンさん(40)は、5歳と6歳の2人の子どもと一緒に、三一節に関する童話を読んで太極旗を描いた。チェさんは「毎年、三一節や光復節には子どもたちの祖父が眠る顕忠院を訪れているが、今年はコロナのために、家で読書とお絵描きをすることにした。子どもが『あの方たちがいなかったら、今の私たちは幸せに暮らしていられなかっただろう』と言った。殉国先烈への感謝の気持ちを抱く時間を過ごした」と話した。大田(テジョン)に住むチョン・ヒョンジュさん(38)も、4歳と6歳の子どもと一緒に太極旗を描いて三一節を祝った。
普段の趣味を活かして三一節を記念する人もいた。京畿道華城(ファソン)のアン・スジさん(34)は、太極旗を刺繍してSNSにアップした。アンさんは「今は集まること自体が危険なので、各自の気持ちで三一節を祝うのがいいと思う。私の得意な刺繍で、約100年前に独立運動をした方々に対する感謝の気持ちを表現した」と語った。京畿道光明(クァンミョン)に住むソン・ヘジンさん(29)はカリグラフィーで「大韓独立万歳」を書き、それを撮影してSNSにアップした。ソンさんは「私が好きなやり方で三一節を記念した」と笑った。
インスタグラムなどには、三一節を記念する書き込みも続々とアップされた。多くの人々が「大韓独立万歳。今日の困難も最後まで勝ち抜きます」と書いた手書きのメッセージを撮影し、「#手書き3・1運動」というハッシュタグをつけてアップした。「手書き3・1運動」に参加したパク・チュンヒさん(38)は「独立精神を再確認したいが、集まること自体が難しい今は、こうした方式への参加が最も望ましいと思い、参加した」と話した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます