写真を持ち寄り、話し合おう

　１月２３日、温暖なはずの浜松市にも寒波が押し寄せました。
　子供たちに、「今年の冬の寒さが分かる新聞の写真を持ち寄ろう」と声をかけました。
　その結果、
・雪が降る中、足早に横断歩道を渡る人たち：東京・渋谷「朝日新聞１／２３（朝刊）１面」
・降りしきる雪の中、家路を急ぐ人たち：東京都新宿区「読売新聞１／２３（朝刊）１面」
・雪が降り積もる中、帰宅する人たち：新宿駅前で「毎日新聞１／２３（朝刊）１面　」
・積雪の中、御殿場市内を行き交う車「静岡新聞　１／２３（朝刊）１面」
などが持ち寄られました。
　子供たちに感じたことを聞くと、真っ先に指摘したのが
・ほとんどの新聞が１面で取り上げているから、寒さの厳しさは子供だけの問題ではなく、とても大きなニュースに違いない
・雪の量の多さと困っている人の表情が目につく・・・雪だるまができそうとワクワクしていたけど、そんな場合ではないかも？
といった声。
　この後、数人で話し合ったり、学級全体で話し合ったりすることで、情報を得たり発信したりするおもしろさを学ぶことができました。


　ニュースや新聞記事の発表は、多くの先生方が取り組んでいることと思います。その場合、限られた時間の中でどの子も確実に発表させたいと思うと、順番に一人ずつという実践が多いのではないでしょうか。上記の例のように、「この日は、子供の思考を広めたり深めたりすることができそうだ」とあらかじめ見通しを立てておくことをお勧めします。