切り抜き日記

　写真に掲げた新聞記事の「切り抜き日記」は、１９８２（昭和５７）年に小学校６年生の子が取り組んでいた物です。
　この子は、日記を４つのジャンルに分け、年間を通じて書いていました。
１，切り抜き日記：新聞記事を切り抜いて貼り、感想や説明を書く。
２，生活日記：その日の出来事や心に残ったことを書く。
３，感想日記：テレビや読んだ本などの感想を書く。
４，旅行日記：旅行で体験したことを書く。
　３０年以上前の取り組みですが、今でも生かすことができると思います。この子は、年度当初に４つのジャンルを設けながら、世の中の動きを知るおもしろさに刺激を受け、学年末には日記帳のほとんどが「切り抜き日記」になりました。独り立ちするまで保護者や教師の認め励ますことが何度かありましたが、すぐに自立してくれました。

　

この記事 読んで！

　一人では記事を読み解くことができない子にお勧めです。

１、新聞を見わたし、おもしろそうな記事を探す。
　※写真や見出しを手がかりに探すように促す。
２、その記事を選んだ理由を言いながら、保護者に読んでもらうように声をかける。
３、保護者が子どもに分かるように、記事の概要を説明をする。
４、記事について親子で話し合う。

☆この取り組みを繰り返すと、子どもがより多くの記事を自分で読むようになります。