中日新聞 2020年10月21日付(朝刊)
逆三角形の文型とは
新聞記事は、読み手に大切なことを素早く確実に伝えるために「逆三角形の文型」で書かれています。 その記事で最も伝えたいことを第1段落で書き、それ以降の段落では補説する文型です。こうした文型で表現すると、紙面に一番書きたいことを紙面に盛り込むことができず用紙が足りなくなったり、文字の大きさを小さくして読み取りにくい新聞を作ってしまったりする危険がなくなります。
A ニュースが大きくなればなるほど、記事の量は増えます。授業で使う際、事の大きさを知るには役立つものの、記事を読み渡すことが難しく、扱いに困る方も多いという声を聞きます。ただ、新聞記事は、始めに結論を書く逆三角形の文型になっていることを思い出して下さい。記事全部を授業で扱うことができなくても大丈夫です。扱いたいところをピックアップして学びに生かしていただければと思います。
「新聞を作ろう」(4年 教育出版)令和2年度版
1 単元の目標
割り付けを工夫して、分かりやすい紙面の新聞を作ることができる。
2 授業の流れ(例)
1 学習の見通しを持つ。
2 知らせたいことを決める。
3 割り付けを考える。
4 記事を下書きし、読み返して清書する。
5 新聞を読み合う。
6 学習を振り返る。
3 アドバイス
一般紙や子ども新聞を用意し、新聞作りに生かしましょう。