下の新聞は、今年の1月1日付(朝刊)北陸中日新聞です。日々、さまざまなニュースが飛び交いますが、能登では1年以上辛い思いをしている人が何人もいます。ネットやテレビなど、ニュースが次々に報道されますが、報じられたものは過去のことばかりではありません。ニュースを点ではなく、線、面と深く広くとらえ、考え、感じるために新聞記事を活用しましょう。
A 2001年。読売新聞の過去最多の発行部数は、2001年1月の1031万91部です。NIEも当時がピークで、その後も何度か「追い風」という言葉が飛び交いましたが、結果的に右肩下がりでした。
「2000年から2023年の23年間で日本の新聞の発行部数が半減した」「スポーツ紙や夕刊紙の休刊」、「一般紙の夕刊廃止」、「全国紙を読めない県が生まれた」等、NIEにまつわるショッキングなニュースが飛び交っています。そんな中でNIEについて声高に訴えても・・・。NIEに取り組んでいる皆さん、激減する現状を踏まえてもなお取り組むべき魅力を実践を含めて紹介して欲しいものです。
新聞離れに拍車をかけたのがコロナ禍。それまでは人を待たせる施設に当たり前のようにあった新聞が、「感染の恐れがある」「諸事情で経費削減」等の理由で消えていきました。当たり前にあったものでも、なくても困らないと「うちもやめようか」。新聞記事を読むと良いことがありますよ。
昨日の出来事を翌朝に、今日の学校生活の中で皆に伝えたいことを帰りの会で発表する等に取り組んでいる学級はいくつもあると思います。そんな時、伝えたいことを分かりやすくまとめるノウハウは新聞作りのコツを生かして欲しいものです。