A 新聞が宅配されていない家庭の子にとって、新聞をイメージするのは難しいと思います。そんな子に紙面を読ませるためには、記事の新鮮さより、記事への興味関心が重視されると思います。新聞を扱う授業を行う事が決まったら、子どもが興味を持ちそうな記事が載っている新聞を意識して保存しておくことをお勧めします。保護者に事前に連絡しておくと、協力を得ることもできます。
「新聞を読もう」(小学5年 光村図書出版)令和2年度版
1 単元の目標
目的に応じて、文章と図表などを結びつけるなどして必要な情報を見つけたり、論の進め方について考えたりすることができる。
2 授業の流れ(例)
1 学習の見通しを持つ。
2 実際の新聞を用意しておき、1面の構成を確認しながら目を通し、気付いたことや疑問点などをノートに書く。
3 新聞のそれぞれの面には、どのような分野の記事が書かれているかを調べる。
4 教材文を読み、二つの記事について、どんな違いがあるか、どうして違うのかなど、考えたことをノートに書く。
5 二つの記事について考えたことを話し合う。
6 新聞おなかから自分が興味を持った記事を一つ選び、その記事について思ったことや考えたことなどをノートに書く。
7 自分の選んだ記事と考えたことについて、グループで紹介し合う。
8 学習を振り返る。
3 アドバイス
実物の新聞紙面を用意し、子どもたちが新聞に触れる時間をできるだけ多く確保しましょう。
親になって、子どものすることを黙って見ているのは勇気がいることだと分かりました。失敗する機会を奪わないことが一番大事。
為末大(元陸上400mハードル選手)
中日新聞 2020年1月15日付(朝刊)