「新聞は何を読んでも一緒でしょ」という声に答えるのに一番良いのが元旦の紙面の読み比べです。上のの写真は私の住む地域で販売されている新聞の一面を並べてみたものです。見事に違いますね。一般紙は普段の記事とは違い、それぞれの社が温めてきた特ダネやこれからどんなことを問題提起していきたいかが一目で分かる記事が掲げられています。
【展開例】
1 新聞は何を伝えるものか考える
2 紙面を比べる
※元旦のものと、ワークショップ開催日の両方の紙面を用意する
3 比べて分かったことを話し合う
※新聞は様々な社会事象の中から読者に知って欲しい価値ある情報を伝えていることを確認する
※紙面構成を確認する
4 新聞の読み方を知ろう
「最近は新聞を読まない人が増えてきた」・・・NIEの様々な会合で聞く言葉ですが、本当にそうでしょうか。元旦に各社の新聞を買おうとここ数年コンビニ巡りをしていますが、年々売り切れる時間が早くなってきました。JRの駅では特設コーナーを設けて平積みして販売するようになりました。これは、新聞を買おうという人が増えていることの表れだと思います。元旦に限らず、大きな事件が起きた時はコンビニ等の新聞が売り切れることがあります。元旦や大きな事件が起きなくても、今まで取っていない人が読みたくなる紙面が増えたり、すでに新聞を購入している人が読み比べたくなったりする機会が増えていくことを願います。