出典 日本新聞協会 NIE HP
A 「ネットで検索すれば大丈夫」「最近はAIが応えてくれる」‥‥‥本当にそうでしょうか。ある事象が起きた場合、まず誰かが何らかの方法で発信します。それを引用する人、批評する人が次々に現れ、定説になることがあります。ある生産物を調べた時、下調べの段階で「この地域で日本の9割以上を生産している」と記されたものを何度か目にしました。生産者に確認すると「そのニュースは自分も知っているがこの地域の物は全国に出していない。日本一、○○等検索すればこの地域以外でもっと多く生産している地域があることが分かる」等教えてくれました。仮に勘違いであっても間違った情報が出された場合、それを疑わずに引用すれば多くの情報になり、いつにまにか事実と思われてしまうことも‥‥。上記の情報はレアケースかも知れませんが、できるだけ多くの角度から確かめることが大切だと思います。
最初は好きで続けられるけど、途中で、好きという気持ちだけでは滑れない日々も出てくると思います。だけど、あきらめなければ、そのつらさを乗り越えてまたスケートを好きになる日がやってくるはずです。
競技に取り組む子どもたちへ伝えたいことは、と聞かれた答え
浅田真央(プロスケーター)
中日新聞 2023年1月6日付(夕刊)