昨日、雲取山に行ってきた。8割程度登ったところで、急に雲行きが怪しくなってきた。写真はその時のものである。
大丈夫だろうと思って前に進んでいたが、しまいに大雨になった。バケツをひっくり返したような雨という比喩がたまに使われるが、まさしくそのような雨だった。雨具を着たがほとんど役に立たない状態であった。
友人はゴアテックスのいい雨具と完全防水の登山靴を履いていたからクールな余裕のある顔をしていたが、私は防水の効いていない靴、簡易な安い雨具だったので、全身グチャグチャになってしまった。
5分くらい雨宿りをしていたが、雨は冷たく少し体温が低下してきているのが感じられた。このまま山頂に向かって登っていけば危険な状況になると思い、すぐ撤退を決意した。
私のこの辺の判断は早い。残念ではあったが、この決断は正解だったと思っている。疲れているがこうして今生きてブログを書いていられるわけであるから。生きてさえいれば、登ることはいつでもできる。
夏山は本当に変化が早い。早い決断が勝負である。決断のポイントは生命の安全である。