体の危機に対して、覚えておくべき法則がある。「3の法則」というものだ。
まず、人間は酸素がなくなると3分で死んでしまう。それ故、仲間の呼吸が止まったら3分以内に何らかの処置をしなければならない。
次に、人間は風、雪、砂漠の太陽などの厳しい気象条件に、3時間以上さらされていると、深刻な状態に陥る。だから、早めにシェルターなどに逃げ込まなくてはならない。
また、人間は発汗、呼吸、排尿、排便などによって失われた水分を補給するために、3日以内に水を必要とする。
さらに、疲労によって体が衰弱するのを防ぐために、3日以内に睡眠をとらなくてはならない。
最後に、体の栄養を補給するために、3週間以内に食事をとらなくてはならない。