イングランドの西にウェールズという国がありますね。
もちろん、The United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandの一つですが。
微妙にイングランドと文化が違います。
僕たちには、その微妙な違いはよく分かりません。
たとえば、英語の他に、ウェールズ語が話されています。
そのウェールズ語に「クチュ」という言葉があります。
簡単にいうと、ハグとか抱きしめるという意味だそうです。
ただ、「抱きしめることは誰でもできるが、クチュはウェールズ人にしかできない」と言われています。
恋人などの恋愛関係だけではなく、身内や友人など広く愛する人を対象とします。
人に寄り添い、愛情を抱き、相手を優しく包み込むという意味のようです。
しかし、普通のハグとは違う。じゃあ、どこが違うのだろうか?
僕はウェールズ人ではないので、はっきりとは分かりません。
だから、ここからは推測になります。
まず、クチュには、隠れ家という意味もあります。
これをヒントに考えてみましょう。
たぶん、抱きしめるという行為より、場をつくるところに、重きがあるのではないかと思います。
つまり、抱きしめることによって、人を守る空間をつくる。
そして、そこに愛する人を逃げ込ませる、という意味だと思うのです。
安全で安心な愛の空間をつくるということです。
たしかに、愛情に包まれた安らぎの空間を作るというのは、意識しないと、なかなか難しいことですよね。
強く愛し合っていても、相手を不安にしてしまうことがありますから。
愛するだけでなく、安心させるような信頼関係も必要なのでしょう。
僕たちの使っている「頑張れ」という言葉も、意外と英語に訳しづらいそうです。
でも、頑張れって、いい言葉ですよね。
それぞれの国で、それぞれの文化に沿った素晴らしい言葉があります。
これはクチュに関する詩です。
クチュは、歴史に染み込んだウェールズの言葉です。
クチュがどこから来たのかは謎です。
そして、クチュから得る感覚を説明するのは難しい
しかし、最初のクチュを経験したら、決して忘れることができません。
クチュは素晴らしい朝または夜を与えてくれます。
クチュは、戦いを乗り越えるためには、一番いい方法です。
クチュは、鎮痛剤として、錠剤よりも優れています。
すべての病気を忘れます。
クチュは中毒性のある薬物です。
一度、クチュを楽しんだら、もっと欲しくなるでしょう。
クチュは抱擁以上のものです。それはあなたが特別な人に与えるものです。
クチュの芸術は、私の人生に受け継がれています
両親や恋人から、私が学んだことは真実です
クチュの精神が、わたしたちの中に生きています!
私もフリードリヒさんのブログ楽しみにしています。幅広い視野と知識。幅広い表現力。時々おっちょこちょい笑
cocchiyさんの両親への言葉や家族への言葉は、すごく愛情にあふれていますね。気持ちがあったかくなります。
ほんと素晴らしいと思います。
お仕事がお忙しそうですが、ブログ楽しみにしていますね。
雨にも負けずも。ありがとう。
まだまだ、何者にもなれていない私ですが、人に寄り添うことが許される者になりたい。