フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

生き残るということ

2012年05月14日 08時43分59秒 | 日々の出来事・雑記

 昨日、ニコニコ動画でカンブリア宮殿の生放送をやっていた。ゲストはドワンゴの社長、川上量生さん。
 なかなか面白かった。正確な言葉は忘れたが、彼が言ったことで興味深かったことは、「利益だの株価だのを気にしている会社はぬるい。私たちは、どう生き残るかだけ考えている」というものだ。確かに。
 会社ではなく、個人のことに置き換えれば、「収入や社会的評価を気にしている人はぬるい。どうやって飢えずに生きていくかが重要」ということになるのだろうか。

 生きるということは変化するということである。
 生物としての人間もそうであるし、社会システムとしての資本主義のなかで生きる人間もそうである。
 
 今まで安定し安全な環境に過ごしていた個体が、変化に気づかず、また今までの環境に固執すれば、あっという間に死んでしまう。
 生き延びるためには、環境に適応する柔軟性が必要とされるのである。 
 柔軟さとは、可動領域が広くできるだけ多くの選択肢を持っていること、といえる。 
 俺はこういう人間だと凝り固まった人は、すぐにダメになってしまうし、生きていくこと自体つまらないと思う。 

 価値観の多様化とは、自分勝手に生きるということではなく、去年正しかったことが今年はだめという、変化の幅が広くなったことである。 
 
 生き残ることは厳しいが、楽しいことでもある。ドワンゴの川上さんをみていてそう思った。
 

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