フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

アニマとアニムス

2012年05月15日 08時57分56秒 | 社会・政治・思想哲学

 アニマとアニムスはユング心理学の用語である。
 アニマとは男性の心の中にある女性的な傾向をいい、アニムスは女性の心理内にある男性的な傾向をいう。
 具体的にいえば、物語のなかでヒーローの恋愛の対象となる女性がアニマ、ヒロインを救う男性がアニムスということになる。つまり、自分の中にある女性性や男性性が、あこがれとなって恋愛の対象となるわけである。
 男が恋に落ち、結婚し、献身的に振舞いたいと思う女性は、自分の無意識の中に存在している女性的部分である。
 ただ、このようなパターンは、西洋的なアニマ・アニムスである。日本の神話や昔話では、秘密を持った女性が、それを見ることを禁止し、結果、男に見られ去っていくパターンが、繰り返し現れる。
 この去っていく女性が、アニマということになるのだろうか。
 また、女性側から見れば、日本の昔話に出てくる男たちは、戦わずプロポーズもせず、ただ受け身である。そのような男がアニムスということになるのだろうか。 

 日本の昔話は、すこし特殊なようだ。

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