フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

「何かにハマる」ことの必要性と危険性

2013年05月15日 08時59分21秒 | 身体・健康・筋トレ

 英語に「addictive」(アディクティブ)という言葉がある。日本語にすると常習癖、中毒性、病みつきになる、ハマるなどの意味だろうか。
 アディクティブがひどくなると「dependence」(依存症)になる。
 タバコ、アルコールなどの嗜好品だけではなく、よく売れる優れた商品には必ず中毒性がある。リピーターはその商品にハマッてしまった常習者である。
 この中毒性はドーパミンに関係している。ドーパミンは神経伝達物質である。その役割は人を心地良い気持ちにさせ、行動をうながすことである。気持ちがいいからある行為を繰り返す。
 老化するとこのドーパミンが不足する。すると新しいことに挑戦し、新たなことを習慣化することが無くなる。周囲に対する興味を失い、行動範囲が狭くなる。そして運動量も減って体が動かなくなる。だから、老化したくなかったら何かにハマることが大事になる。
 ただ、思いつくだけでも2つ問題がある。
 1つは、病みつきになるものには何かしら不健全なものが付きまとうことである。人は健全なものにはあまりハマらない。
 もう1つは、ドーパミンはある行動を繰り返し、かつより強いものを求めることである。だから、ハマればハマるほどどんどん強い快楽を求め、依存症になりやすくなる。
 人にものを売り込もうとする人間は、常にこの中毒性の有用性と怖さを自覚しておく必要がある。例えば、麻薬である。麻薬が儲かることは、言うまでもないが、依存症になれば社会問題になる。パチンコなんかもそうだろう。
 人を惹きつけるものは、楽しいが危険なものなのである。
 

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