かいつぶりの日々

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大型二輪免許取得物語…その9(最終回)

2011年11月17日 | 日記
とうとう18回目、前日は雨の鈴鹿サーキットでマリオカートのように滑るコースで練習してきました。

今回はK試験官が担当。受験生は3人で一番のベテランは私でした(当たり前か)

私がトップバッターでスタート、今日は他の試験車両が少ないので走りやすいコンディション。いつも通り行こうと思ったら、ウインカーと反対方向に曲がるという致命的なミスをやりました、しかし、今まで色んなことをくぐりぬけてきた私のキモは相当座っていたらしく無事にゴール地点へ…。すると「このままスラローム行きます」と神の声を聞きました。

他の受験生の法規走行受験の間、すさまじい緊張を感じて、トイレに何回も往復しました。
残念ながら他の受験者は課題には進めなかったのですが、彼らは「最後まで見届ける」とコースに残りました。

っで、私のスラローム走行…、前回よりバランス&タイムも安定して6秒、とりあえず第一関門通過ε-(´∀`*)ホッ

こないだハイサイドした急制動へ…。K試験官から念のために説明を受けました。すると…

K試験官「この急制動は一番プレッシャーになります、気持ちの乱れが一番出る課題と思います。あなたが一番心が落ち着いた時にスタートしてください。たとえ日が暮れようとも、真っ暗になろうとも、私は待ってます。あなたの全力を見届けますのでいつでも好きな時にスタートしてください。」


私はバイクをスタート地点まで乗っていく間、ブレーキの感触を確かめるようにブレーキを何回もかけ、一番おいしいブレーキができるように温めました。

なんとか心を落ち着かせ、およそ300m向こうの指定箇所にめがけてバイクをスタート、ほぼ1/4程度で指定速度に到達し、ブレーキ地点に到達すると同時にリアブレーキ、すぐさまフロント鬼ブレーキ!!何とか指定区間内で停車出来ました。

K試験官「バイクをスタート地点まで戻して詰所(待合室2F)まで来てください。」

あぁ、またアカンかったのか…。とほぼ諦めて言われた通り詰所に行きました。

K「あなたが最初に来た時覚えてますよ、20年近く二輪乗ってるので自信があったんでしょうね。でも、私はあれではだめだと思いました。というのは『バイクを動かしている』だけでしたので…。あなたはここで受験して、自分で創意工夫しながらここまでバイクに『乗れる』ようになりました。すごく飲み込みも早いし、オートバイに対する熱意も素晴らしい。普通の教習所卒業の方ですと、免許取得後に大型二輪に乗って街に出たら今まで勉強を忘れるかも知れません。それでも、あなたのようなライダーは工夫して、ここで勉強したことをちゃんと身につけてるので、全てのライダーの模範になってほしいと思ってます。結果は受付で発表しますのでそれまで待っててください。」

私「ありがとうございます。バイクが難しいのわかりましたし、今後も合格不合格関係なく安全運転講習等に積極的に参加したいと思います。スポーツとしてもすごく楽しいので」

K「ぜひとも、どんどんスキルアップしてください!!」

受付に戻った私は、他の受験生が書類返却されて予約している後ろでじっと結果を待ってました。

すると、こないだのS試験官が『合格です!!おめでとうございます!!』と待合室どころか試験場全部に聞こえるような大声で教えてくれました。



うれしかったというよりホっとしたのが本音、その場でへたり込みました。

昼からの試験だったので交付は合格者講習受けて後日と思いきや、講習は不要なのでその場で交付できるのこと…。私は今日は顔が変だから後日でいいよって言ったのですがS試験官が「こういうのは善は急げっていうし、すぐ手続きします!!」

っで、ボー然として全然うれしくない顔で映った免許証が完成しました。


Sさんが「何乗るの?NSRまだ乗り続けるの?とにかく安全運転で楽しんでな!!」とテンション上げ上げで矢継ぎ早に声をかけてくれます、

私は「まだ考えてませんしとにかくバイクスキルを上げることが目標だったので、御指導ありがとうございました!!」

最後、窓口で免許を受け取る時に職員全員に聞こえるように「今までありがとうございました!!」とお礼をいいました。(一部で拍手が起きました)

帰ってから早速おじいちゃんにメール、するとすぐに電話がかかってきて『よかったな~!わしももうちょいがんばるわ!!」と彼もリベンジを誓ってました。

バイク雑誌を広げながら「なに買おうかな~?」という気持ちが出てきたのはそれから数日後のことです。

こうして、私の免許に『大自二』の文字が入り、晴れて限定解除となりました。


長々とした物語にお付き合いいただきましてありがとうございました。

私は今後大型バイクで街に出るかもしれませんが、安全第一でバイクライフを楽しみたいと思います。


終わり

物語は終了しますが、今度は合格の秘訣というか私が失敗したところを御紹介します。