トライアングルの部屋

シニア街道をゆっくり散歩中
本読んで
映画観て
時々おでかけの記録も
仙台在住で大の阪神ファン

すし そば てんぷら 藤野千夜

2016-09-28 15:13:52 | 本 2016年
寿々(すず)
25歳

早朝のテレビ情報番組のお天気コーナーで
案内役をしている

気象予報士の試験には
まだ合格していない

自宅を出て
おばあちゃんちに居候

最近
結婚間近だった相手から
別れを告げられた

隅田川の川べりの描写

おばあちゃんお得意おやつ
ノシたこ
熨したタコ焼き

豆富 笹乃雪
赤穂浪士ゆかりの店

湯葉刺し
胡麻豆富
飛竜頭
あんかけ豆富
冷奴
湯葉と高野豆腐を炊いたもの

ひょんなことから
江戸まちめぐりというテーマの
ブログを開設することになった寿々

浅草の描写
姥ヶ池の名前の由来

どぜう屋
(名前の記載なし)
テーブル代わりの長い板
江戸時代はテーブルと椅子は
本当は使っていないという事実

どじょう
小さい頃はよく食べたっけ
決して美味しいと思ったことはないし
今はもう絶対食べられない

次は
笹巻けぬきすし総本舗
大きな笹の葉で巻いたお寿司

不忍池ドンレミーアウトレットの
ケーキの切れっ端詰め合わせ
ケーキ本体よりおいしいらしい

弁天山美家古寿司
(べんてんやまみやこすし)
ねぎま汁
まぐろとねぎのシンプルなしょうゆ汁
半分飲んだところでスダチをしぼり入れると
さっぱりとやわらかな味に変化!!

トロもウニもなく
煮イカの握りが美味

日本橋
弁松総本店 並六弁当

たっぷり詰められた豆のきんとん

浅草の天ぷら屋

創業明治3年 天麩羅 中清

雷神揚げ
芝海老と小柱の巨大なかき揚げ

浅草寺のおみくじ
寿々が吉でおばあちゃんが凶

私も以前引いた時、凶だった
初めての経験で結構ショックだったが
ここでは結構多く出るらしい

江戸は出稼ぎの単身者の男性が多く
そのため鰻 天ぷら そば 寿司などの
外食屋台が利用されるようになった


節分には煎った豆をまく
悪い芽が出ないように

かんだやぶそば

寿々の父親の実家がある
茨城県桜川市真壁町
ひなまつりが
2月4日から3月3日まで催される

真壁藩城主は浅野家
ここを離れた後
赤穂浪士になった

浮世絵

虎屋
室町時代に京都で創業
天皇家におさめるお菓子司
その後東京進出

築地
卵焼き
スティック状

カレーの店
中栄(なかえい)
2種類のソースがかかっている「合がけ」
席に着くとほとんど待たずに
料理が出てくる

具材の種類が多いおにぎり屋

ホタテウニなどの網焼き

せいろで蒸した一個売りシューマイ

ハッセルパックポテト

長命寺の桜餅

駒形の鰻屋さん
前川

隅田川
駒形橋
ビール会社の金色の雲形オブジェ
スカイツリー

江戸前の始まりは鰻
隅田川でもたくさん捕れたので安かった

江戸の鰻は泥臭かったから
一度蒸して焼くようになった
おばあちゃんが寿々に作ってくれた
お茶碗海苔弁

お茶碗の中で
海苔 おかか 御飯 海苔 おかか 御飯と
三層×二重になっている

鉄道唱歌の2番初めて知った
右は高輪泉岳寺
四十七士の墓どころ♪♬♫

スティックオープンサンドなるもの
初めて知った

赤穂浪士ゆかりの地めぐり
両国の吉良邸あとの公園
打ち取った後
吉良公の首を洗った井戸

佃煮屋

政五ずし
江戸時代の与兵衛ずしを
再現したメニューを出す

泉岳寺
吉良公の首を
泉岳寺眠る主君の元へ

こちらにも
首を洗った首洗井戸がある

浅野内匠頭の血がかかったとされる
血染めの石
血染めの梅

(八重洲って
オランダ人ヤン・ヨーステンが住んでいたから
以前は「やよす」と呼ばれていた)

赤穂浪士切腹の跡地

王子の玉子焼き
扇屋

行く機会があるかわからないが
一応参考のために!!

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彼女に関する十二章 中島京子

2016-09-19 08:17:26 | 本 2016年
宇藤聖子
50歳

会計事務所でパートを週三回

一人息子 勉は大学院に通い
一人暮らしを始める

それによる空の巣症候群か?

その息子が
女性と付き合ったことがないのではと案じていたのに
突然彼女を連れてきた

その時の息子と彼女の態度が
あまりにも我が家と同じで驚き!!

来てもろくに会話もせず
ずっとスマホをいじっている

実家では食事もほとんどせず
昼過ぎまで寝ていて
出かけてしまう

今時多くがこうなの?

夫は同じ年で
零細編集プロダクションを営む
仲は良い

ある日突然聖子の初恋の人の息子から
手紙が来る

父は亡くなったが
聖子に渡すための写真があったから
渡したいと・・・

途中で読むのを辞めてしまった

平凡な女性の平凡な人生の話?

どうでもよくなってしまった

それなのに
ここに記載するのは
ラストを読んだから

息子はゲイではないかと悩み
孫を抱ける日が来るのかなんて思っていたのに
大丈夫ではないか

結婚は幸か不幸か?
独身は幸か不幸か?

その人によるんじゃないの?
一生終わってみなけりゃわからない

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希望荘 宮部みゆき

2016-09-08 10:55:34 | 本 2016年
私立探偵業を一人で始めた杉村

離婚して一人暮らし

最初の仕事は
同じアパートに住む女性からの依頼

そのアパートに
少し前まで住んでいた一人暮らしのおばあちゃんが
亡くなったと聞かされていたのに
街中で見かけたというのだ

真実を調査開始

そのおばあちゃん
三雲勝枝

娘の早苗が宗教らしい団体に夢中になり
貢ぐため
母親の勝枝の預貯金まで巻き上げた

それで娘から逃げてきたのだった

それなのに今は
高級インテリアショップに出入りし
ホテル住まいらしい

年寄りが急にリッチになれるのは?
宝くじでも当たったのか?

次の調査依頼は
池袋で人気イタリアンレストランを経営している
相沢という男

老人ホームに入って
そこで亡くなった父親が
生前に犯罪を犯したのではないかと
思われるような奇妙な発言をしていたので
調べてほしいというもの

テレビで殺人事件の報道を見て
犯罪を犯すものは
その時 別のものになっちまっているんだよ
私にはよくわかる
経験があるからね
などと言っていたというのだ

その父親が住んでいたのが
本の題にもなっている「希望荘」

次の章は探偵 杉村の人生紹介

第一期は
大学時代 児童書専門の出版社で
アルバイト
卒業後は運よくそこで正社員として採用された

第二期は
大企業の社長令嬢と結婚したこと
そしてその会社に転職が
結婚の条件だったこと

その第二期は
離婚して故郷に帰ることで終止符を打つ
原因は妻の浮気
一人娘に会う権利をもらって・・・

第三期は36歳でバツイチ無職から始まる

山梨県北部の町
病気の父を心配しながら
姉の家に居候し
週に一回のフリーペーパー配達
その後産直グループで働くことになる

そんな中で事件は起きる

地元の蕎麦屋
経営していた夫婦
夫が不倫の末愛人と駆け落ちした

産直グループのお得意様で
調査会社を経営している
蛎殻氏(かきから)から
その事件の調査を手伝うよう頼まれる

それは
単なる駆け落ちではなかった

依頼主は
蕎麦屋の夫の
駆け落ち相手の女性の母親

娘の失踪に不信を抱いた母親は
警察に相談したが相手にされず
調査を依頼してきたのだ

そしてこの事件をきっかけに
杉村は探偵事務所を始めることになる
これからが第四期というところか

この本の最後の事件は
東日本大震災関連の事件だった

アンティークショップの経営者が
震災時東北の方へ買い付けに行ってくると言って
帰ってこないという

震災に巻き込まれたのか?

依頼主はその経営者 昭見豊と
親しく付き合っていた女性の娘
高校生の伊知明日菜

シングルマザーの母親が
昭見がいなくなって
元気をなくしているから
彼の行方を捜してほしいというのだ

不謹慎だとは思うが
大震災に紛れて
表に出ない色々なことが
起きているのではないかと
想像してしまう

そういえば
大型台風の災害で
殺人事件が隠されたという
サスペンスがあったっけ

昭見さんが
明日菜の母親のために買った指輪
彼女に渡ればいいのにと思ってしまった

そしてアンティークショップ店員の松永
不幸な人生に同情
そこから這い上がってほしい
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なかよし小鳩組

2016-08-28 16:23:06 | 本 2016年
小さな広告代理店に勤める杉山
離婚して別々に暮らす7歳の娘 早苗が
家を出て杉山のところへやって来た

前妻が再婚した相手 継父と合わないらしい

そして会社では
大手との取引がなくなり
大変な状態になっていた

そんな時
新たな仕事が舞い込む

その相手は
小鳩組という
やくざだった

やくざのCMをつくるという
とんでもない仕事

社長である石井が前金に手を付けてしまい
断りたくても断れない

相手から条件が出された

任侠展という創立40年イベントで
入場者千人以上

市民マラソンで
小鳩組のマークが入ったTシャツを着て走り
5分テレビに映ること

そして離婚した元妻が
乳がんの手術をすることになり
その間
娘を預かることになる

さてさてイベントは
マラソンは
手術は
成功するでしょうか




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大きな鳥にさらわれないように 川上弘美

2016-08-21 14:18:02 | 本 2016年
内容も時系列もよくわからず
読解力不足?

結局
人間が絶滅し
生き残ったものか
特殊な何かが
新しい人間を創り出していく
という話なんだろうか?

その特殊な何かは
新しくできた生物から
祈られるので
神なのかもしれない

そしてそれは
特殊な何かの
夢の中の話だけのことかもしれない



どうして
本の題を
これにしたのか?


「読書メモ」

鼠由来
馬由来
カンガルー由来などの生き物
工場で作られる

わたしがたくさんいたり
たぶんクローン人間か?

男が極端に少ない世界

男が時々女だけの集落にやってきて
子孫を残す

集団生活の中で
他の子供とは違っている子供
普通の母では持て余し
大きな母が教育係

自由をモットーにしている学校

そこに通うエマ・ジャクソン

学校では討論のテーマを出し合う

この町を出て
世界のどこかに移住するとしたら
どこに行くか
とエマが提案したら
どうでもいいことだと却下

どうやら町の外に出られないシステムらしい

そしていじめ

今時のいじめかと思ったら
やはり違っていた
ショウキョだって
怖い

動物と同調できる者

同調している時に
肉食獣に捕えられ
むさぼり食われた経験
食われつつある時の痛みと苦しさ
そして最後に来る甘美な意識の途絶

肉食獣が弱いものを捕え
食するシーンはよく見るが
その度
食べられる側の意識は
どこまであるのだろうと
思っていたが
作者はこう表現するのか・・・
甘美なラストで救われる思い!

15の8
それが名前の娘

兄は15の3と15の5 15の6
姉は15の4 15の7

近親相関の禁止

村長は1の家
村長の名は1の1

少数民族の世界

漂泊の旅の章で出てくる
自然より本当に怖いのは人間

滞在するのは見守りのところ
見守り?
村長とはまた違ったもの

漂泊している者の仕事は
システムの外にある新しい人類の集団を見つけること

そこで見つけた生物
人類か?

また別の物
眠らない
物を食べない
内臓は退化
500時間同じ場所にいる
植物か?

奇跡の章

アーイシャ
母はムニラ
ひどく貧しい

アーイシャが予言をするようになる
嵐が来ることや
誰かが病気になることなど

そしてその力は病を治すことができるほどに
大きくなる

宗教の始まりか?

そして弾圧

イアンとヤコブ

進化を起こすため
人間たちを地域ごとに隔離

外部との接触をなくすため
観察者という種類の人間を置く


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海の見える理髪店 荻原浩

2016-08-10 16:59:35 | 本 2016年
「海の見える理髪店」

海辺の町にある理髪店
客としてやってきた男
その作業の工程に合わせて
理容師が自分の人生を語る

「いつか来た道」

杏子
母とは疎遠になっていた
その母が体調を崩しているから
様子を見に行ってほしいと
弟に言われ
しぶしぶやってきた

杏子は母が嫌いなのに
同じ絵の道に進んだ

母の変わりように驚きながら
昔を思い出す

「遠くから来た手紙」

ふむふむ
子育てで大変な時期に
協力しないからと
仕事に全力を尽くす夫への愚痴ですかい
そして実家に帰省
なんとまあ
仕事の大変さを理解してないなあ

あれ?
頻繁に訪ねてきては孫を甘やかす姑

思い当たるウ
主人公祥子との違いは
実家に帰れなかったことと
夫は無理解ではなかったことかな

「空は今日もスカイ」

空のブルー
雲のホワイト
たんぼはグリーンで
あぜ道に名前も知らないイエローの花


小学生
父親が亡くなり
母が求職中のため
親戚の家に居候

おばさんにいい顔されなくて
家出のように
海を求めて
一人で歩いてきた

子供のことだから
たぶん大した距離ではないのかも

途中の神社で知り合ったのは
虐待されているらしい男の子

「時のない時計」

父の死後
母から形見だと譲られた時計
壊れていたので
修理してもらおうと
訪ねた時計屋

そこの主人と話していると
次々思い出す父との思い出

時計屋の主人の人生も
店に置いてある時計とともに語られる


「成人式」

十五歳の時
一人娘を
酒気帯び運転のトラックにはねられ
亡くした夫婦の話

お涙頂戴の話なんだろうけど
想像すると滑稽でもあるし

悲しい思い出から抜け出すためには
ここまでしないといけないのかという
悲惨さも感じる

直木賞を受賞した作品だって

大きな感動もなければ
つまらないわけでもない

なんとなく横を通り過ぎていくような話







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空飛ぶ広報室 有川浩

2016-07-31 14:23:01 | 本 2016年
主人公は
ブルーインパルスのパイロットを目指し
航空自衛隊に入り
実現する寸前に
相手側に責任のある交通事故で負傷し
普通の人間なら
なんともないことが
パイロットには致命傷になる傷を負い
断念し
広報室にやってきた
空井大介

それと
帝都テレビの稲葉リカ

世間の人も稲葉リカも
自衛隊のことをよくわかっていない

陸海空は
陸軍海軍空軍ではなく
陸上自衛隊 陸自
海上自衛隊 海自
航空自衛隊 空自


陸軍とかだと
日本に軍隊が存在することになってしまう

駐屯地は陸自だけ
空と海は日ごろ駐在している基地が
有事においても
そのまま拠点となるが
陸は出動がかかってから
出かけて行った先が活動拠点になる
 
平時に駐在している基地が拠点にはならない

自衛隊員は
いざということが来ないことを願いつつ
いざという時のための練成に励む
無駄に終わらねばならない訓練に
命を懸けてのぞんでいる


民間に研修に行った広報の片山
隊での経験が通用しなかった
それは仕方がない
自衛隊は倒産しない

幹部になると3年ごとに移動
新人を一から育てなければならない
仕事の引継ぎ等がスムーズにいくように
昇格試験を受けずに長く同じところにいるのは比嘉

自衛隊という男が中心の世界
女性として仕事を続ける難しさ
ゆえに柚木はわざとおっさんぽく振る舞う
それにしても
人前で尻を掻くという行為はどうか?
おっさんだって人前ではあまりしないだろうに・・・

自衛隊のPRのためのCM
格好良く飛び立つシーンも
よそを攻撃する連想になりかねない

自衛隊というだけで無条件に嫌われることもよくある事

そしてまた好きも嫌いもなく
無関心という人も

愛の反対は無関心

無関心が一番救いようがない

自衛隊は自分たちをアピールするために
こんなに一生懸命やっているのか

5人組のアイドルグループ宙(そら)
嵐をイメージしているんだろう

彼らにブルーインパルスを体験させる番組
「宙色バラエティ」

ブルーインパルスに乗せるためには
事前にチャンパーと言われる
低圧訓練を受けなければならない

高度が急激に上がって
気圧が急激に下がるとき
ゲップやおならは我慢してはならない

気圧が下がると空気が膨張する
体内でも同じことが起きる

我慢したまま更に高度が上がると
口や肛門からガスが排出できなくなる
そして内臓を圧迫する

体内にガスを溜めないようにするには
食事をよく噛んでゆっくり食べること

なるほど!!

そしてストーリーは
東日本大震災時の
松島基地へ

空井は移動で当時松島にいたのだ

生きている間に
阪神より酷い震災が起きるなんてと言う隊員

自衛官も被災している

しかし国民は自衛官である彼らに
被災者の資格を認めていない

我々はどんな状況にあっても支援する側に回るのは
当然の義務
被災したことは同じでも
我々は有事の訓練を受けていると語る隊員

大きな災害があったとき
一家の大黒柱は被災地へ急行する
たとえ家族が同じ被災地にいたとしても見知らぬ他人を
助ける任務を優先する

テレビなどの報道では扱われないことも
書かれている

まずはトイレ
水は津波の水を汲んできて流した

そして
生理用品やおむつ

防衛省の女性隊員たちがそれらを
たくさん差し入れしてくれた

たとえ
支援物資に入っていたとしても
それは被災者に届けるもの

そして自衛隊のトイレには
「お疲れさまです
 差し入れです!
 女性陣の”姫”の日にお役立てください」
のメモが

なんと粋なことか

生活必需品も全国基地の自発的なカンパだと
支援物資はいっさい使えないのだ

そしてあとがき

広報室の方々
モデルがいるんですねえ

そしてこの本を出したこと自体が広報

ドラマ化もされていて
空井は綾野剛

稲葉リカは新垣結衣

広報室長 鷺坂は柴田恭兵
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アンと青春 坂木司

2016-07-14 08:48:01 | 本 2016年
デパートに入っている和菓子屋さん
そこに勤める梅本杏子が主人公

前作「和菓子のアン」に続き
これまた和菓子の話題が盛りだくさん
前作は二回も読んでしまった

今回はお菓子だけでなく
杏子の食べる白米やおかずも
おいしそう

食を大事にしているなという感想

放射能による
食の汚染
その風評被害の影響の件は
もう少し深いものにしてほしかったかも

「甘酒の荷」のことわざには
片想いの意味があったなんて

ということは乙女ちゃんは杏子のことを?

甘酒って栄養がすごくあるんだとわかった

それにしても前作で桜井さんて
女子大生じゃなかったっけ?
いつのまに結婚してたんだ?
それに関しては何も書かれていないんだなあ

アンちゃん和菓子売りの店長になってほしいわぁ
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居酒屋 ぼったくり2 秋川滝美

2016-07-06 10:37:33 | 本 2016年
東京下町にひっそりとある
居酒屋「ぼったくり」
名に似合わずお得なその店には
旨い酒と美味しい料理
そして今時珍しい義理人情がある

野菜の海苔巻き

キャベツキュウリ人参千切り
海苔を炙って
野菜とプロセスチーズを巻いて食べる

トマトとナスのグラタン

ナスは輪切りにし油で両面を
こんがり焼く

グラタン皿にのせ
その上に
ばらばらとベーコンの厚切り短冊をのせる
トマトはスライスしてその上に盛る
ミルで挽いた黒胡椒を散らし
全部が隠れるほどピザ用チーズをのせて
オーブンへ
チーズが溶けるまで
好みで微塵切りのパセリ

包丁の切れが悪いと
領地が気持ち悪い味になる

プチトマトを凍らせて
水道水をちょっとだけかける
表面にピッと亀裂が入り
皮だけつるりと剥ける

風邪引きスープ

人参ジャガイモタマネギ
1センチさいころ型に刻む
豚バラかベーコンを1センチ角に切る

ぐらぐらに沸かした湯に豚肉を入れて
少し煮込み
丁寧にあくをすくう

きれになった鍋の中に野菜を一度に入れ
柔らかく煮えたらキューブのコンソメ
塩コショウ

水餃子

食べるときお湯の中に醤油 酢 ラー油を
入れて食べるとタレが薄まらない

焼餃子を食べる時 酢醤油とラー油のみならず
味噌だれ 塩胡椒もおすすめ
味噌だれには刻みネギ

合わせ味噌をみりんと酒で緩く伸ばし
そこに砂糖と少しだけ豆板醤

客が何を求めているか考えて
それに頑張っている店は生き残る

十人全員が七十点つける店より
7人が二十九点でも
残りの三人が百点をつける店

七十点の客はほかの客を連れてこないが
百点の客は連れてくる

アサリニンニクバター

フライパンを温めている間に
ニンニクをみじん切り
バターとニンニクを炒め
アサリを入れ 酒をふって蓋
仕上げに醤油を一垂らし
万能葱を散らす






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ロマンシエ 原田マハ

2016-06-30 11:02:43 | 本 2016年
遠明寺美智之輔(おんみょうじみちのすけ)
という長い名前を持つ男子大学生は
実は女の子より男が好き

それをひたすら隠して生きている

父親は参議院議員

子供の頃から
半ズボンにスニーカーじゃなく
ひらひらのドレス希望
シルバニアファミリーでは
女の子役がやりたかった
初恋の相手は男子

そして今
好きな相手は同じ美大に通う高瀬君

美智之輔を政界に入れたい父親の反対を押し切って
通っている美大

そこでパリの美術学校へ留学する権利を得て
いざパリへ!!

パリでの出来事は
映画さながら!!
数々の名所やおいしそうな料理の名前

そしてパリからドーヴィルという避暑地までの
逃走シーン

その原因は
美智之輔が十六歳から愛読書にしている
「暴れ鮫」シリーズの作者
羽生美晴(はぶみはる)との
パリでの出会い

美智之輔の
女の子としての脳内カンヴァセーションは
実におもしろい

それにしても
ハルさんこと羽生美晴っていくつなのよ
かなりおばさんだと思ったが
小説家デビューが17歳ころ
25年ひたすら書き続けたとあるから
42歳か
美智之輔24歳
18歳の年の差なんて気にしないわ

性同一性障害で
小さいころからおかしな子と思われないように
仲間外れにならないように
自分を殺して仮面を被って生きてきた男の子が
絵の世界では
自由に表現できる
アーティストにとって
ユニークさは大事

孤独だった男の子が
たくさんの友達ができ
みんなに必要とされている

自分の進むべき道がみつかって
よかった!!



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