すべての人を かばう男がいた
優しさと 博愛を 体現したような 男だった
男は 街で 噂になり 誰もが 知るようになった
そして 命を 狙う者も 少なくなかった
それを 男は 気づかないまま 旅に出て行った
残された 仲間たちは 男の不在を 喜んでいた
その仲間の一人が ハリツケになった
そのことを 男は 知らないままだった
旅先で 噂を知る人が 男を 宿泊させ
男は 馬に乗り 旅を 続けるうちに 恋人ができた
ハリツケになった 身代わりのために
仲間たちは 走り回った
男の 教えのために
男の 教えが 広まるのに 何1000年かかろうとも
仲間たちは 走り回った
その後 2000年は 経っただろう
男の 教えは 広まり 人々は 嘆き悲しんだ
世紀末が 来ないと
いつまでも 来ないと
それほどまでに 苦難の道を歩く 人々は
その男が なぜ 狙われたのか
自分さえ その時代に その男に逢えば
その輝きに ひれ伏し
それでもなければ 命を狙い
そんな 自分自身を 知らずにいる
いつまでも 自分自身を 知らずにいる
優しさと 博愛を 体現したような 男だった
男は 街で 噂になり 誰もが 知るようになった
そして 命を 狙う者も 少なくなかった
それを 男は 気づかないまま 旅に出て行った
残された 仲間たちは 男の不在を 喜んでいた
その仲間の一人が ハリツケになった
そのことを 男は 知らないままだった
旅先で 噂を知る人が 男を 宿泊させ
男は 馬に乗り 旅を 続けるうちに 恋人ができた
ハリツケになった 身代わりのために
仲間たちは 走り回った
男の 教えのために
男の 教えが 広まるのに 何1000年かかろうとも
仲間たちは 走り回った
その後 2000年は 経っただろう
男の 教えは 広まり 人々は 嘆き悲しんだ
世紀末が 来ないと
いつまでも 来ないと
それほどまでに 苦難の道を歩く 人々は
その男が なぜ 狙われたのか
自分さえ その時代に その男に逢えば
その輝きに ひれ伏し
それでもなければ 命を狙い
そんな 自分自身を 知らずにいる
いつまでも 自分自身を 知らずにいる