やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

星の光

2022-09-14 10:57:24 | ポエム
さあ ひとり 行こう
わたしひとり 誰も知らないうちに

さあ ひとり 行こう
夜明け前 町も 眠っているうちに

静かな夜 密やかに 旅立つ

星の光
心細い 弱々しいこころに 届く
輝いて 遥かな光は 遠く
星の光
秋の夜空 悲しいこころに 届く
目を開いて 遥かな宇宙(そら)は 遠く

静かな夜明け 密やかに 旅立つ
想いを解き放って 愛は眠らないの
 
愛は眠らないの…



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月の光

2022-09-11 16:09:33 | ポエム
季節が少し深まって 今夜 涼しい夜ね
なにもかもが変わる前から 星空は変わらない

少し眠いけど つまらなくて起きていたい
なにもかもに飽きて さまよう想い どこかへ

いますぐ どこかへ行けたなら

あなたのいない日々に 慣れていくしかなかったころ
はじめての自由に さみしくて 悲しかった
少女のころ読んだ 悲しい恋愛小説よりも
あれから あなたへの想いも変わっていった
深呼吸して見上げた
月の光

誰も現れない日々に 慣れていくしかなかったころ
はじめての自立に さみしくて 泣きたかった
少女のころすきだった 美しい恋愛小説よりも
これから あなたへの想いもさらに変わっていく
深呼吸のあと伸びをして見上げた
月の光


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宝石

2022-09-10 18:21:45 | ポエム
今日は土曜 キミの家を訪ねる
角を曲がると見えてくる家

猫を抱いたキミが玄関先で
僕に向かって手を振っている

綺麗な目をした猫の頭を僕は撫でた

通されたキミの部屋
「石を集めてるから持ってって」って
気に入ったのを手に取ったら
「タイガーアイっていうのよ」って
てのひらに乗せて ギュッと握りしめた
僕の人生に賭けて きっと勝利すると

キラキラと僕の未来が輝きだした
宝石のように…

キラキラと僕の人生が輝きだした
宝石のように…


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きらり

2022-09-07 13:57:51 | ポエム
9月の季節は 冬の寒さを予感させ
次にキミに逢う タイミング 
通話しようとしたら キミからのコール

忙しいからって 土日くらいしか逢えなくて
次のデートが楽しみな キミが可愛い

「今日逢おうよ」 「いいよ」

まるで風のような 軽やかなキミを
追いかけるように 歩く
追いついて手を取られて急ぐ 公園への坂道
合図のように ウィンクしても
キミはいつも 意味がわからない
先を行く なびく長い髪からの香りが 
きらり

ふざけるように キスしてみても
キミはいつも 意味がわからない
先を行く なびく長い髪からの香りが
きらり…



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さらり

2022-09-07 10:43:25 | ポエム
9月の昼下がり 小雨が冷たい
涼しい風が吹き抜ける

肌に感じるなつかしさは
郷愁という旅心

帰る町も僕も変わり果てて
行きずりの誰かに挨拶されて 笑顔を向けた

放浪するのに そろそろいい季節
ひとり旅なら なにもかもを捨てて
いまさら 失くすものなどなにもない
あの日 別れた恋を想って
この町に背を向けて 旅立つ
さらり

この際 失くすものなどなにもない
あの日 別れた女性(ひと)を想って
この町に背を向けて ひとり旅立つ
さらり…



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