やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

太陽が散る

2024-11-13 16:28:31 | ポエム
秋も深まろうとする
季節は木枯らしを待ち

夏の季節の敗北は
僕の身体に冷たさで仕打ちする

彼女と別れたことで
こんなにも
独り身がつらくて
帰り道
街の景色が悲しい

なんのための人生なの
自分で決めた別れじゃない
もう あんなふうに自由に愛せない
青春の終わりに
太陽が散る

秋ももう予期している
季節は極寒の予想

恋の季節の敗北は
僕の身体に冷たさで悟らせる

失恋したくらいで
こんなにも
独り身がつらくて
街の中
人の流れが悲しくて

なんのための人生なの
自分で決めた別れじゃない
もう あんなふうに素直に愛せない
青春の終わりに
太陽が散る

時間が経てば
この想い 解決するの
それでもこの先
思いやられる
あのころのやさしさ
あのころの楽しさ
そのすべてに

なんのための人生なの
自分で決めた別れじゃない
もう あんなふうに素顔で愛せない
青春の終わりに
太陽が散る


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空想の部屋

2024-11-12 16:18:32 | ポエム
僕が物心ついたころ
父親も母親も若かった

あのころは時代も一昔前
小学校へ上がるころ
自分の部屋を持たされた

学校から帰って
ドアを閉めた僕の空想の部屋
なにもかもが理想的で完全なはずだった
なのに
大人になってからの世界は

信じられないことばかり
見たくないことばかり
ひどいことがおこるばかり
醜い人間性を知るばかり

大人になって部屋の窓から見下ろす
新しい町
なにもかもが変わっていくけど
僕も年を取って
流行りの髪の色にでも染めて

仕事から帰って
鍵をかけた僕の空想の部屋
なにもかもが偉大で素晴らしいはずだった
なのに
大人になってからの世界は

信じたくないことばかり
見たくもないものばかり
ひどい事実が浮かぶばかり
醜い人間性をうかがうばかり

人類の闇は続く
人類がいる限り続く
悪態をついても続く
毒づいたって続く

ずっと現実に不満を抱えていた
そんなある日 あの子に会った
ずっと卑小な自分がキライだった
そんなあのころ あの子と出会った
年若いあの子が希望だった

そのあの子がいまは親しい間柄
僕の空想の部屋でいつも隣にいる
ホントの幸せについて悟ろうと思う
僕のこころの凪を
部屋に流れるメロディーを
信じられる人なんて生涯現れないけど
彼女の生きてる感が信じられるんだ

信じられるんだ…


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秋風のシチュエーション

2024-11-07 19:09:21 | ポエム
それは何度目かの運命だった

はじめての恋よりピュアにすきになれる
秋の風がきらきらと通り過ぎていく

海辺の公園で待ち合わせ
海沿いの道を歩いた

お互い 大事な恋だと決めていた
それなのに わたしにはもう時間がないの

今回ばかりは悩んでるの
ひとりきり解決する時間が欲しい

あなたとの運命も 悩みごと無効にするね
あなたと恋人のまま自然消滅
最後まであなた やさしかった
さよならを言わないまま
涙が頬をつたった
秋風のシチュエーション


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Stay

2024-11-06 15:34:57 | ポエム
静かな夜は悲しい
暗い部屋の中
ベッドの上で泣いている

キミだけが光
歩く歩幅を合わせて
隣り合って歩く

話したかっただけなのに
アドバイスしてくれるキミに
そうじゃないってすれ違うこころ
それでも一緒にいたい

Stay
すきだと一言
言えたらどんなにか
悲しみも癒えて報われる
わたしの人生を見つめてくれるのが
突き放されたようでさみしいけど
まだ一緒にいさせて

悲しかっただけなのに
涙に背を向けるキミに
こうじゃないってすれ違うこころ
それでも一緒にいたい

Stay
すきだと一言
言えたらどんなにか
悲しみも癒えて報われる
わたしの自由を後押ししてくれるのが
突き放されたようでさみしいけど
まだ一緒にいさせて

Love…

Love…

夜を越えて光に出逢うのに
キミの導きが必要
弱さを武器になんてしないから
どうかわたしに強さを…!

Stay
すきだと一言
言えたらどんなにか
悲しみも癒えて報われる
わたしの自立を後押ししてくれるのが
突き放されたようでさみしいけど
ホントの光の中を歩けるまで…


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世界中の夜空に魔法をかけて

2024-11-03 18:57:19 | ポエム
星降る秋の夜空
すさんだ世相に
僕等はやってられなくて
世界中の夜空に魔法をかけて

ふたりで紡いだ夢で夜空を色づけた

永遠のときの中
僕等は出会って
輝けるとき
失う前にはじめよう

誰もが自分の人生に集中してる
目の前に開けた開発中のただっ広い土地
なにもかもが新しくなっていく中で
僕等はいつか未来の土地に立つだろう

多分それが僕等の行方
最後の場所だろう
そのころの僕等は年を経て
人類の未来を胸に
僕等の記憶をたぐり寄せて
生きてきた意味を知るだろう

人の生きていく意味を知るだろう


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