やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

逃避行

2024-12-13 03:15:23 | ポエム
今日も誰かがダメになった
その穴埋めに誰かが行った

なにもかもを投げ出して
すべてを放り出して
それができないからツライ

彼女だけに
僕だけは信じて
この日だけに
僕等が出会った奇跡
今夜の
逃避行

今日も誰かが消えていった
その後を追って誰かが行った

なにもかもが変わらない
すべてが変わらないから
なにも変えられないのがキツイ

彼女だけに
今日だけを信じて
この日だけに
僕等が出会った証明
今夜の
逃避行

1度会っただけで
また逢えたね
彼女との偶然が運命なら
どうせ誰もかれも金の悩みだろ
彼女の悩みごと引き連れて

あの日だけに
僕だけを信じて
この日だけに
僕等が出会った宿命
今夜の
逃避行


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ありのままに

2024-12-08 07:43:42 | ポエム
今朝も部屋に鍵をかけて
いつものように出かけてく

男の僕がオシャレして
あの女性(ひと)のことを考えながら

ありのままに

丸腰の僕を
他人(ひと)は演技と思ってるんだろうか
率直な僕を
他人(ひと)は偽りと思ってるんだろうか
ささやかな親切
店のドアを次の人に開けた
今日も自由を気取って

ありのままに

信じられる人になんて
生涯出会うあてもないけど
自分だって
人に信じてもらえる価値もないけど
自分自身を信じることじゃなく
なにかを信じて生きていたい
夜明け前の見上げる夜空の星は綺麗

ありのままに


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恋人たちのクリスマス

2024-12-06 05:58:29 | ポエム
もう今年もクリスマスシーズン
ひとりきりで歩いてきた道

すきな男性(ひと)もいないままの
イルミネーションが輝く街

一度 言葉を交わしただけで
あなたはわたしのどこがすきなの

あなたが
わたしが初恋だと言うから
気持ちが揺れて
わたしが
あなたの気持ちを受け入れたら
やさしさがはじまるとしたら
恋人たちのクリスマス

もうこれからのクリスマスシーズン
ふたり並んで歩いていく道

あなたと性格が合いそうで
イルミネーションが輝く街角で
kiss された

一度 kiss を交わしただけで
あなたはわたしのなにがわかるの

あなたが
わたしに愛してると言うから
何も答えずに
わたしがあなたの気持ちに応えたなら
なにかがはじまるとしたら
恋人たちのクリスマス

孤独な夜にわたしを想って
わたし自身とかけ離れてそう
いつも無口なあなただけど
ホントのあなたはどんな男性(ひと)なの
一目惚れなんて自信を無くすだけ

自信を無くすだけ…


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クリスマスソングを街で聴くころ

2024-12-05 05:33:54 | ポエム
冬に入って彼女が白いため息をつく
最近 なにを考えているかわからなくなって

喜怒哀楽の激しい僕につきあって
なにも言わなくなった彼女にどうすればいい

やさしさについて考えている
彼女にどう接するか
これからの課題

クリスマスソングを街で聴くころ
仕事帰りにひとりで考えながら歩く
愛について
やさしさについて
彼女の自由について
それが最後の別れになるなら

長い赤い糸がふたりの小指に結ばれてるなら
どこまでも糸を長くする

クリスマスソングを街で聴くころ
仕事帰りにふたりで考えながら歩く
愛について
やさしさについて
僕等の自由について
それが最後の答えになるなら


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冬を知る

2024-12-01 09:08:19 | ポエム
12月最初の日曜
彼女が介助の仕事に出かけた

年若い彼女が
「年を取るって悲しいね」って
うつむいて言った

僕は気が若いせいか
自分が年を取ることがまだわからない
世話することの大変さより
彼女は自分が年を取ることも知ったのだろう
この冬も小春日和があるだろう
彼女の横顔
冬を知る

人生
楽しさなんてなかなか見つからないけど
一緒にいても
彼女は憂いて
なんの言葉も見つからないまま
僕は彼女をどう喜ばせるかためらう

この冬も小春日和があるだろう
彼女の後姿
冬を知る


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