『植物はそこまで知っている』(河出書房新社/ダニエル・チャモヴィッツ)
植物の五感の話。うーん、ふつうかな。
★★
『アリの巣をめぐる冒険』(東海大学出版会/丸山宗利)。
最近話題(?)の好蟻性昆虫の話。アリと共生するハネカクシなどの研究する学者の本。
いい! これはおもしろい!!
1.好蟻性昆虫学という、まったく知らない世界を教えてくれる。
2.アリの巣の話なんで、自分でも観察できそうなところがいい。
3.分類学の教科書としても、まぁ、いけるかな。
4.まぁ、こういう研究者は狂ったというかなんというか、そういう感じが好きだな。
→マレーシアの熱帯雨林に棲むヒメサスライアリに共生するハネカクシ類などを観察するには、
「さすらい」だけに、仮巣からまるごと移動するときが、採集のチャンスだという。
夜にときに10時間にも及ぶという引っ越しを観察するのだが、
「
引っ越しがはじまると、地面に座ったり、横になったりして、
じっくりと観察と採集をおこなうのだが、これが夢のように楽しい」だって!
寝食を忘れてアリに混じるハネカクシを探す「
百鬼夜行」を楽しむのだ。
夢のように楽しいだって!!
いい! これはいい!!
おすすめだな。
★★★★