晴耕雨読とか

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ウラシマソウの観察

2013年04月09日 | 生き物
とにかく近所の雑木林にはウラシマソウが多いのですが、
日曜日はちょっと失礼して少し観察をしてみました。



これが雄株です。



白矢印のところに穴というか、隙間が空いています。
黒矢印ところの仏縁苞を横に伸びる稜が、隙間を作り出しています。

ここから花粉を媒介する昆虫が出て行きます。
仏縁苞を開いてみると、雄花が咲いています。



これが雄花です。

で、仏縁苞の下に隙間がないのが雌株です。



開いてみると、確かに雌株。



残念ながら(?)、花粉を受粉させて、
地獄の壺から出られなくなって死んだ小バエは見えませんでした。。。

教科書的には雌株は雄株より大きいはずですが、
ちょっと微妙な感じでした。

ただ、雄株はかたまって生えていて、
雌株は単独で生えていました。



うーん、これはがっちりと調べればパターンが見えてきますね。
来週時間があったら数えてみるか…。。。

あと、仏縁苞の巻き方…というか、左前か右前かはいろいろのようですね。
これもちゃんと観察したらおもしろかも。

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4 コメント

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へ~、知らなかった! (take)
2013-04-09 20:34:54
雄株の方が多いんだ~。
しかも雄花は穴開きで、雌花は虫地獄(?)

あの釣り竿にはどんな意味があるんだろ?
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えーと (ニシメガネザル)
2013-04-09 21:11:41
教科書的には虫媒花で、小バエ(キノコバエといいますが、詳細は不明)が花粉を運びます。
糸状に伸びた付属体は小バエを呼ぶ匂いを発散していると思われます。
雄花に誘われた小バエは、花粉をつけてほかに行きますが、雌花で受粉させてデットエンドです。
最初に雌花に行った個体はそこで終わりと言うことですね。
性転換をするのですが、サイズ依存と言われており、でかいのが雌になります。
種子、果実を作るのにエネルギーがいりますからね。
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へ~、驚いた! (take)
2013-04-10 04:45:13
驚いた! 性転換する植物があったのですね。
動物と変わらないじゃないですか。

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そうなんですよ (ニシメガネザル)
2013-04-11 22:12:48
このマムシグサの類はそうみたいですよ。ほかにも…あるのかどうかは知りません。。。もともと植物の方が性表現は多様ですからね。
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