今年も尾瀬のツキノワグマ調査に参加しました。
2日の朝に出発しようと思ったのですが、
遠足を楽しみにして寝れない小学生状態で、夜中の2時に出発(笑)。
沼田ICで降り、近くのすき家で朝から牛丼。
6時には戸倉に着いて駐車場に車を停める。
いつものようにオオルリやキビタキのさえずりが響いて、心地いい季節です。
ジャンボタクシーで鳩待峠に上がり、
そそくさと尾瀬ヶ原に降りる。
雪解けのはじまったブナ林はこんな感じ。
ビジターセンターでご挨拶をしたあと、調査隊本体が来る前にひとりで上田代へ。
尾瀬ヶ原、快晴!
原の雪解けは去年より遅い感じです。
雨ではなく、日差しによって雪解けが進むときは、こんな感じだそうです。
湿原の真ん中に陣取り、プロミナを使って周辺の山にいるツキノワグマを探すのです。
だいたい距離1キロから2キロぐらいと、かなり遠くです。
この日は、途中、調査隊本体も合流して、10時半から16時半まで周りを探しました。
結果は、まずは驚きのシカ。尾瀬はシカによる植生被害が問題になっているのですが、
雪のあるこの時期にここまで入っているのはめずらしいとのことでした。
大清水など、周辺山麓の雪解けは例年より進んでいて、
センサーカメラで尾瀬への侵入は示唆されていたようですが、
それにしてもびっくりです……。
で、昼も過ぎ、刻々と顔が日焼けをしていくのですが、なかなかクマを発見できず。
15時にカモシカが1頭で、そろそろ厳しいな…という感じになってきました。
16時、そろそろ引き上げの時間で、念のため…と思って探した至仏山下のあたり。
おおっ? あのシルエットは!? クマ?? あれはクマ!?
夕方、斜面はすでに日陰になっていて、しかも距離3キロ近くもあるのに、
天才でしょうか、わたしは!?
どうも木の上に座っているようで、あれれ? 移動したら子グマも出てきた!!!
しかも2頭も!!
おおー、初日最後で親子グマの発見です。
わかりますかね?
木の上にいる3頭が??
起死回生の一発で大満足な調査1日目でした。
いやー、夜の酒がうまかった! 担いできた日本酒もあっという間になくなりました。
さて、調査2日目。今日も快晴。
本日の担当は下ノ大堀。昨日は別斑によって単独のクマが3頭発見されているので、期待大です。
雪深くても春ですね。
目の前には景鶴山。
今日も目を皿にしてクマを探すのです。
いや~、とんでもない1日でした。
周辺は親子グマだらけで、結局3組の親子グマと、
重複がある可能性もありますが、たぶん2頭の単独クマを発見しました。
親子グマはどれも2頭の去年生まれの子どもを連れていました。
昨年はブナもミズナラも不作だったため、林床には何もエサがないようで、
どれも木に登って、ブナの芽を食べていました。
いやー、子グマかわいかったですね。
兄弟でじゃれ合ったりして、本当に……かわいい!!
3日目は途中雨で引きあげたりしたのですが、
最終的にわたしが参加した3日間で、親子5組と単独のクマが……何頭かよく分からなくなりましたが、
たぶん合計すると20頭近く?と過去最高の発見頭数でした。
2年前がブナが並作だったそうで、それで昨年生まれの子グマを連れた親子グマが多かったということですが、
ここまで多いとこの夏が少し不安ですね。。。
3日間で、雪解けがどんどん進み、ミズバショウも顔をのぞかせました。
木々も、気づくと芽吹きがはじまったようで、プロミナの視野がうっすらと緑色に見えました。
クマたちは、これからブナの新葉を食べることでしょう。
今年は、花がけっこう咲きそうなので、クマにとっては春のごちそうです。
秋には多くの実が付くかもしれません。
2015年は尾瀬のクマにとってどんな1年になるでしょうか?
クマにとっても、訪れる人にとっても何事もないことを祈ります。
わたしにとっては最高のゴールデンウィークでしたけどね。
2日の朝に出発しようと思ったのですが、
遠足を楽しみにして寝れない小学生状態で、夜中の2時に出発(笑)。
沼田ICで降り、近くのすき家で朝から牛丼。
6時には戸倉に着いて駐車場に車を停める。
いつものようにオオルリやキビタキのさえずりが響いて、心地いい季節です。
ジャンボタクシーで鳩待峠に上がり、
そそくさと尾瀬ヶ原に降りる。
雪解けのはじまったブナ林はこんな感じ。
ビジターセンターでご挨拶をしたあと、調査隊本体が来る前にひとりで上田代へ。
尾瀬ヶ原、快晴!
原の雪解けは去年より遅い感じです。
雨ではなく、日差しによって雪解けが進むときは、こんな感じだそうです。
湿原の真ん中に陣取り、プロミナを使って周辺の山にいるツキノワグマを探すのです。
だいたい距離1キロから2キロぐらいと、かなり遠くです。
この日は、途中、調査隊本体も合流して、10時半から16時半まで周りを探しました。
結果は、まずは驚きのシカ。尾瀬はシカによる植生被害が問題になっているのですが、
雪のあるこの時期にここまで入っているのはめずらしいとのことでした。
大清水など、周辺山麓の雪解けは例年より進んでいて、
センサーカメラで尾瀬への侵入は示唆されていたようですが、
それにしてもびっくりです……。
で、昼も過ぎ、刻々と顔が日焼けをしていくのですが、なかなかクマを発見できず。
15時にカモシカが1頭で、そろそろ厳しいな…という感じになってきました。
16時、そろそろ引き上げの時間で、念のため…と思って探した至仏山下のあたり。
おおっ? あのシルエットは!? クマ?? あれはクマ!?
夕方、斜面はすでに日陰になっていて、しかも距離3キロ近くもあるのに、
天才でしょうか、わたしは!?
どうも木の上に座っているようで、あれれ? 移動したら子グマも出てきた!!!
しかも2頭も!!
おおー、初日最後で親子グマの発見です。
わかりますかね?
木の上にいる3頭が??
起死回生の一発で大満足な調査1日目でした。
いやー、夜の酒がうまかった! 担いできた日本酒もあっという間になくなりました。
さて、調査2日目。今日も快晴。
本日の担当は下ノ大堀。昨日は別斑によって単独のクマが3頭発見されているので、期待大です。
雪深くても春ですね。
目の前には景鶴山。
今日も目を皿にしてクマを探すのです。
いや~、とんでもない1日でした。
周辺は親子グマだらけで、結局3組の親子グマと、
重複がある可能性もありますが、たぶん2頭の単独クマを発見しました。
親子グマはどれも2頭の去年生まれの子どもを連れていました。
昨年はブナもミズナラも不作だったため、林床には何もエサがないようで、
どれも木に登って、ブナの芽を食べていました。
いやー、子グマかわいかったですね。
兄弟でじゃれ合ったりして、本当に……かわいい!!
3日目は途中雨で引きあげたりしたのですが、
最終的にわたしが参加した3日間で、親子5組と単独のクマが……何頭かよく分からなくなりましたが、
たぶん合計すると20頭近く?と過去最高の発見頭数でした。
2年前がブナが並作だったそうで、それで昨年生まれの子グマを連れた親子グマが多かったということですが、
ここまで多いとこの夏が少し不安ですね。。。
3日間で、雪解けがどんどん進み、ミズバショウも顔をのぞかせました。
木々も、気づくと芽吹きがはじまったようで、プロミナの視野がうっすらと緑色に見えました。
クマたちは、これからブナの新葉を食べることでしょう。
今年は、花がけっこう咲きそうなので、クマにとっては春のごちそうです。
秋には多くの実が付くかもしれません。
2015年は尾瀬のクマにとってどんな1年になるでしょうか?
クマにとっても、訪れる人にとっても何事もないことを祈ります。
わたしにとっては最高のゴールデンウィークでしたけどね。
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