日本の健康診断の基準に関する動画を見つけました。
講師は、東海大学名誉教授で、大櫛医学情報研究所所長の大櫛陽一(おおぐしよういち)氏です。
工学部出身の方です。
理論を実社会で行かせる道具等を作るのが工学。
医療分野で生かすのが、医療工学と言われる。
この医療工学が専門ということです。
以下、内容です。
推定患者数が、4千3百万人と言われる高血圧。
しかし、日本で、高血圧患者が増えたのは、学会や製薬会社の都合で、基準値を引き下げただけということである。
欧米の基準値からすると、異様に厳しい基準値が設定されている。
世界からは、ここまで下げる効果はないと指摘されていることを、ほとんどの日本人は知らない。
年齢や性別を無視した基準値を利用し続けることで、医療費の無駄が減らない日本。
高血圧だけでなく、コレステロール等の他の数値も同様である。
欧米では、一般的な診断基準(正常値)が、男女別、年齢別になっている。
日本だけがない。
おかしいと考えて、大櫛教授が、作ってみた。
すると、欧米の基準とは一致したが、
日本の臨床学会が使っていたり、厚労省が使っていたりする基準と、あまりにも、離れていた。
大櫛教授が間違っていると非難された。
その後、データに基づいて、エビデンスをとって、大櫛教授の基準の正しさを証明した。
大櫛教授の基準=欧米の基準の範囲の人の方が、健康で長生きをしたということです。
以上です。
生活習慣病という病名と厳しい健康診断基準値によって、病気が作られ、需要が作られ、その症状を改善するのに、薬が使われます。
食事、運動で治そうという方向へは行きません。
その名が示すとおり、生活習慣病なのですから、生活習慣を改善することで治すのが、正しい方法であると思うのです。
なぜ、そうならないのでしょうか。
ここに、健康保険という存在があります。
健康保険料を払っているのだから(強制的に払わされているのだから)、使わなければ損と考える傾向があると思われます。
患者の金銭的な負担は、多くて3割ですから。
食事や運動という生活習慣の改善という努力よりも、楽な方を選んでしまいかちです。
医療業界も薬を処方した方が儲かりますから。
このような状況は、一人や二人ではなく、多くの方が当てはまっているのです。
医者から薬を勧められても、「いや、食事や運動で改善します。」「日本の基準値は厳しすぎる」等と言う方は、わずかだと推測します。
(変人、偏屈と呼ばれます。…私がそうだという意味ではありません。そうかもしれませんが…)
このような薬の飲み過ぎに警鐘を鳴らす、医療関係者の方もいます。
かえって、健康を害するということです。
(この辺りのことは、いずれ、いつか、情報提供するつもりです。多分、いつか。)
健康保険の問題もあります。
・健康保険は、保険料の支払額は、被保険者(患者)側が選択できるようにする
・健康保険を使う治療も、被保険者(患者)側が選択できるようにする
・過去の保険料だけでは賄えない予期せぬ治療には、健康保険からの貸付制度を設ける
・正しい医療情報の開示の制度を設ける
こんな健康保険改革が必要かなぁと思っています。
(この辺りのことも、いずれ、いつか、情報発信するつもりです。多分、いつか。)
約13分の動画です。
是非、ご覧になってください。
統計で解き明かす「健康診断のウソ」高血圧を増やした医療業界の闇【東海大名誉教授 大櫛陽一 Part①】
健康保険に関して、保険金を支給すること(保険医療)、保険料に関すること等は、政府がやっています。
大きな権限を持っています。
製薬業界等が、その権限を狙って、儲けようと、寄ってきて、いろいろとやっています。
この政府の権限を小さくすれば、寄ってこなくなります。
小さな政府です。
このブログを見てくださった皆さんに、神さま仏さまのご加護がありますように。
63歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます