黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

背中を押してもらう

2020-11-10 | 日記

初めての放射線治療, 待合室に座ると次の部屋にはリニアック室という表示がある。 
名前を呼ばれて 上半身裸になって靴はそのまま 検査室に入るとMRIより背が高いくてデカい立派な装置が見える。 思わずこの器械の値段は幾らするのかと貧乏人の悪い癖、 それなりにという答えが返って来た。
ベッドの高さは胸ぐらいあるので踏み台を登ってから横になる、 落ちたら大怪我をする高さだ。
仰向けに寝ていよいよ照射が始まった、 何か体に感じるのかと構えていたら何事もなしである。 MRI見たく音がするとか注射の様な痛みもないので何か物足りない感じ、 果たして効いてるのかと云う思いだ。

           

             水彩画教室で描く

照射が終わって起き上がってくださいと言われて 上半身を持ち上げようとすると90度の手前であたふたして看護師に背中を押してもらう羽目になってしまった。 今更始まったことではないけどCTとかの検査で仰向きになるとこんな状態になってしまう。 足を上げて反動があれば出来るけどやらしてくれそうもない。
起床の時には足を上げた反動で起き上がって鍛えてる積りだったが 寒くなると布団が邪魔なので今はマットの両端を掴んで起き上がる様にしている。
今日は看護士と技師との二人で背中を押してもらいながら、 腹筋が弱ってるし体が硬くなってしまってね と 話すと、  大体の人は自分ではできないもので出来る人の方が少ないですよ と思いがけない答えが返って来た。
これを聞いて落ち込んだ気分がすっきりと晴れて 俺はまだ大丈夫だ と云う自信が湧いてきた。

2週間ぐらいで副作用が出る事があると言われたけど 今の所は何でもない、 駅までの送迎バスがあるけど健康のために歩くことにしている。