蝉
毎年暑い時期になるとベランダには毎日の様に蝉が転がっていたものだ。
飛行中 壁に追突して脳振とうでも起こして意識不明となりベランダに落下、そのままひっくり返った状態で手で掴もうとすると息を吹き返して指先にしがみついて来るものだが、 今年はめっきり転がってる回数が少なくて先週一回 目にしただけ。
蝉が減ってしまったのかとマンション一階の木々の茂みを通るとジージーと大合唱の蝉の声が賑やかに聞こえて来て 虫取り網を持っ子供供達が あれがミンミンであれが油蝉だなんてこちらも賑やかに楽しんでる様子。
例年通り蝉の数は変わらないのに何故高い場所まで飛んでこないのか、
最近の暑さで体力が減って高く飛べなくなってしまったのか コロナの影響かよくわからないけど暫く夏は続くので頑張って高く飛んで貰いたいもの よろしければ例年通りベランダ迄来て手のひらに載ってたいものだ。
映画「ターミネーター」からアーノルドシュワルツェネッガー
蝉は長い事地中で暮らすと聞いた事がある。
生れ落ちて直ぐに木から降りて地中にもぐり込むみたいで それから5年もの間暗い穴倉で過ごして 地上に出てから過ごす期間はわずか10日前後みたいだ。
穴倉生活と言えば蟻を思い浮かべるけど 蟻の食物獲得は集団で虫やミミズを地上で捕獲して地下の穴倉に引っ張り込んで食事及び保管の食生活。
蝉の場合は穴に入りっぱなしなので 何を食べてるか解らないので検索したら 植物の根から染み出る樹液を舐める退屈な食生活の様子。 アリと違って孤独な毎日を過ごすので 地上に出ると憂さ晴らしにと賑やかに鳴いてるみたいだ。
人間の場合は現役が終わってからの人生が長くて ボケてしまったり動作が鈍くなっも長い間トボトボ生きて行かなくてはいけない情けない状況である。
せみの様に晩年を賑やかな大合唱を楽しんみたいものだけどね。