黄昏のガンマン

ガンマンはとうにリタイヤ
節々は痛むし物忘れが頻発して今は街外れの小屋で自炊暮らし
ダラダラと過ごす毎日だ。

レモンサワーには合性がいい

2018-02-09 | 日記

テレビでたまに映るメイドカフェとはどんなものか、昔の美人喫茶みたいなものだとか、サービス過剰とか、ぼったくられる所もあるとか、周りの噂がうるさいし面白くもあるしものは試しで行ってみた。
数十年振りに秋葉原駅で降りて電子部品街を覗くといきなりフィギヤ、スマホ関連、とか置いてあってすっかり様変わり。 ラジオデパート側に渡る信号付近の線材屋の並びは昔と同じ風景でホッとしてるとメイド嬢が立っていて その中の一人に案内されて店に入る。
席に案内され早速入国の儀式なるものに付き合わされ 手を握ったり閉じたりで決まりは両手でハートのマークを作り萌えと言ってニコリと笑顔を作る。
以後飲み物などが届く都度チェキチェキ、ニャンニャンのかけ声で手振りをして最後に萌えのマークを作るわけだがメイドの動作についけずに笑ってしまう。
このかけ声レモンサワーを絞るには合性が良くて果汁が充分絞り出てグラスに入れる際 どんなものだと目配せされる。

 

   クジ引きで当ったメイドクッキーの包装紙と中身、 たいして美味くない

メイドの年令を聞くと誰もが18歳だと言うけど怪しいもの、美人度では例の美女軍団よりちょいと落ちるけど愛嬌は上。
舞台での踊りは動きが早くてさすが若さである、しかし友人が足が太いね と言ってはいけない事を言ってしまったら、バスケットをやってたのでねと真顔で答えてきた。  
先客には中国人団体5人とアベック1組、それに一人での来客が数人いてこの連中は常連の中年男でかけ声、発音、動作はどうもオカマっぽい、通うたびにメイド嬢に合わせてニャンニャン、モエモエやってるととこうなっちゃうかも解らない そんなわけでこれが最後のメイドカフェにしようと思ったところである。


デパートのフライパン

2018-02-05 | 日記

松戸の伊勢丹デパートが閉店するので特売のチラシが入っていて 特に買うものはないけど掘り出し物でもないかと行ってみた。
先ずは衣料品売り場のフロアに上がって物色。 今着てるのはスーパーで買った物ばかりで特売と云われても思ってた定価の倍以上 それに気に入った物がない。
腹が出てきてベルトの穴が目一杯なのでベルトを物色してみたらいきなり8千円の定価で1万以上のもずらりと並んでお呼びでない。
スーパー向きの俺だけど何か一つ買って行こうと日用品売り場に上がると箸が置いてある。 ひとつ贅沢して千円ぐらいのがないかと手に取ったらいきなり8千円、 もう一つ手にとったら1万2千円もして目の玉が飛びだす。 ヨーカ堂で250百円も出せば立派な物が手に入るのに何たる別世界。 どうもデパートとは合性が悪い。

    

   映画「さらば冬のカモメ」からラストシーンを描きました

気を取り直してブラブラ見てたら銀ピカのフライパンが置いてある。
そういえば今使ってるフライパンで目玉焼きを焼くと張り付いてしまうことがあって 店員に聞いたらもう劣化してるので買い換えたほうが良いといわれる。 値段を聞いたら特売なので3千円弱、なんとかなるので買てみた。
早速目玉焼きを焼やってみる。 以前のものだと玉子を落とすと平たく延びて面積が大きくなったものだが これだと表面張力で小面積でまとまる。 焼きあがったところでヘラを入れる時はいつもドキドキの瞬間、アッサリと離れて恰好よく出来上がり嬉しくなる。フライパンの表面は綺麗でテッシュで簡単に拭うだけ。 デパートで買ったフライパンだ! と周りに自慢してやりた くなってしまった。


視線を浴びる

2018-02-01 | 日記

駅のホームの階段に取りついたら電車が止まっている。 メロディーが流れていて何とか間に合いそうなので階段を急いで下って行く。 下りの階段は恐いけどこう云う時は早く乗りたい気持ちが勝ってしまうものだ。
残り10段ぐらいのところで間もなく電車が発車しまーす とのアナウンス。 これはヤバイと転倒もよぎったけどドタドタと降りてホームに足底が付がいて これは何とかなりそうだ、と閉まりかけたドアに体を入れたら 後ろ足が挟まるしおまけにカバンも挟まってしまった。
こんな場合は車掌や駅員がドアを開けてくれるのか思ったてたら全く無視されて電車は止まったまゝ。

      

     モネ「ルーヴェシェンヌへの道」を模写しました

ドアをこじ開けようと思い切り力を入れてもビクともしない。昔は物を引っ込めるぐらいは開いたものだけど寄る年波で力が弱ってしまったのかJRのほうで強烈に締るようにしたのか解らないけど、、。 
急いで靴を引っこめようとしたら脱げそうになりる。 脱げてしまったら靴が宙ぶらりんで挟まってるし 裸足になるしで恰好が悪い。 力をうまく入れながら脱出してからカバンを力一杯引っ張り込んだ。
ホットする間もなく周囲にいる人達の ドジな人ね、 と言いたげな視線を浴びてしまい 恥ずかしくて宙に浮いたような気持ちで電車に乗っていた。   
昨日も階段を下りり始めたらドアが閉まって 次ぎの電車は10分後。 どうして俺の人生はこうなのかと考え込んでしまった。 そのうちいい事があるだろう  となぐさめるしかないではないか。