星から吹く風は
頬に心地よく
変わることを
恐れるなと
やさしく
僕に告げる
風にかたちが
ないように
心にも
人生にも
決まったかたちなど
ないのだから
悲しませないようにと
考えすぎて
いつのまにか
君を落ちこませていた
愛はもっと強いもの
なんだよね
星が誘う
ぼくらの旅路
ひんやりとした風が
夢をまき散らす
澄んだ夜を越えて
きらめく星々を
くぐり抜けて
かけがえのないのは
君ばかり
愛おしいのは
君ばかり
変わり続けるなかで
ふたりのしあわせを
抱きしめる
星から吹く風は
頬に心地よく
変わってゆけと
怖がるなと
心静かに
僕を諭す