銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

トリツカレ女

2012年11月23日 | のほほん同志Aの日常
今月号の旅サロン便り。
お勧め図書としてお客様からご紹介いただいたのが
いしいしんじさんの『トリツカレ男』でした。

私もさっそく読んでみたのですが…惹きこまれました!

主人公ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。
なにかに夢中になると寝ても覚めてもそればかり。

たとえば、オペラにトリツカレた時には昼寝中の猫を見ても
「おや、のら、ねーこーが、ねーてる!」
と、なんでもかんでも歌にしてしまうといった具合。

オペラの次には三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、
刺繍、ハツカネズミ…と、いろんなものにトリツカレた彼が
最後に夢中になったのは、寒い国からやってきた風船売りの少女。
そう、「トリツカレ男」は彼女に恋をして…という
とっても素敵な大人のファンタジー。


それにしても、主人公のジュゼッペ、
なんて極端な…クスクス

と思っていたら他人事ではありませんでした。


というのも先日から私、何を見ても、何を食べても、

●●●●● ●●●●●●● ●●●●●

…と、ぶつぶつ。

そう、なぜか、五七五、
ときには、五七五七七、のリズムを刻んでしまうのです。

きっかけは、ささいなことでした。
必要に迫られて詠んだ一句が
複数の人(って2人ですが!)に褒められたこと。

おだてられると木登りぐらいできそうです。

朝起きるとまず一句。
就寝前にもまた一句。
添乗中にももちろん一句。

それ専用のノートまで作ってしまいました。

作るだけでなく、読むほうも熱心になり、
新聞の朝日歌壇のページを切り取り、
寺山修司の歌集にうちのめされる日々。

昼寝中の猫を見ても
「昼下がり 猫の夢見る…」とぶつぶつ。

これではまるで「トリツカレ女」。

次の何かにトリツカレるまで、
この五七五…の毎日がつづくのでしょうか。



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