銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

魅惑のペンライト

2012年11月12日 | のほほん同志Aの日常

本日、「旅サロン霜月便り」を無事発送しました。

一仕事終えた安堵で、早めに事務所をあとにし、
いつもの「花の道」を家路へと自転車で急いでいたところ…。

そう、私の通勤ルートは宝塚大劇場前の「花の道」です。

細身の長身、目深に帽子をかぶった歌劇スターさん達を毎日見かける、
「ヅカファン」にとっては垂涎のルート。

この夏から急に歌劇にはまって
公演ごとに劇場に足を運ぶようになった私にとっても
「花の道」を通るのは毎日の楽しみ。

どんなに帰りが遅い日でも、劇場の出口前あたりには
いわゆる「出待ち」のファンが必ず数十名います。

それが今日は…

なになにっすごい人! 
いつもの何十倍の人出。ただならぬ雰囲気です!

一般人も多そうですが、ペンライト握りしめ、
そろいのハッピを着たファンクラブの方々も勢ぞろい。


一年前の私なら「???」でしたでしょうが、
今や私も立派に片足を突っ込んでいますから、ピンときました。

「あ、今日は、音月桂のラストステージか!」

つい先週、私も当日券を求めて観劇した
雪組トップ音月桂の退団公演。

来月の東京公演がフィナーレとはいうものの、
地元・宝塚では今日が千秋楽なのでした。

いやーこんなところにちょうど出くわすなんて!

すぐに自転車をとめて、群衆に紛れこみました。

5分後。

群衆が「きゃーっ」とざわめき、
人の頭と肩と柵の向こうの小さな隙間に、
ハカマ姿で現れた凛々しい音月桂さまの姿が見えました!

柵のなかでは、つまり歌劇場前ではファンクラブの方々でしょう、
「桂さんありがとう! 桂さんの笑顔サイコー!!」
黄色い声がこだまします。

桂さんはそんなファンの方々に、そして歌劇場に深々と一礼。

そして、薔薇の花でいっぱいの真っ白な車に乗り込み、
ゆっくりと宝塚をあとにしていかれました。

急に紛れ込んだにわかファンではありますが、
じーんときて、そんな自分にちょっとうろたえてしまいました。

歌劇見始めてまだ数か月なのに、
こんな稀少な場面にも出くわしてしまうとは。

「求めよ、さらば与えられん」でしょうか、
ちょっと好きになったら相手も近づいてくるし
あとはもう、ジェットコースターですね。

こんなんでは、私が今ちょっといいなと思っている花組トップ、
蘭寿とむさんの退団公演のときは
柵のなかでペンライト振り回しているかもしれません。

どうしよう…。



****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする