駐車場に並ぶバスの写真
観光地のよくある風景を何気なく撮ったのではなく、、
自身最高人数の182名様のバス旅行(大型バス5台！)
の添乗に行って参りました
三田市の自治会様です
銀のステッキとしては、初めて頂いた大きな大きなお仕事
この自治会様は、今までずっと使ってこられた旅行社があったのです
今年もそこにお願いされれば、
「ツー」「カー」で話が進めやすかったに違いありません
それなのに、突然営業にやって来た宝塚の小さな旅行会社の
たった一枚の名刺を見て、当社に依頼してくださったのです
詳しくお話を伺うと、今までの旅行社で企画や手配に問題はなかったのですが、
現場でごたつくのが問題だったそう
企画者本人が添乗に来るのではなく、添乗専門スタッフが外部から来るので、
打ち合わせ通りに事が運ばず、添乗員本人も要領を得ていないことが多い、と
分かります
大手の旅行会社さんほど、企画専門、添乗専門、手配専門、、、と
部署がきっちり分かれているので、ひとつの旅行に何人も関わります
伝言ゲームでもよくあることですが、
関わる人が多ければ多いほど、内容が少しずつずれてきて、
最初と最後では全然違う内容になっている、
それに近いのではないかと思います
幸か不幸か？
銀のステッキは、何十人も社員がいる会社ではありません
営業に行き、話をじっくりと伺い、その後の企画・手配・そして添乗まで
同じ担当者が一連の流れを受け持つので(これが結構大変ですが！)
話の食い違いということは、ほとんど起こらないのです
普段から添乗に出ているので、現場の雰囲気が分かった上で
提案や企画ができるのも、小さな旅行会社ならでは利点だと思っています
銀のステッキを選んでくださった本当の理由は分かりませんが、
幹事さんと会長さんの思い切った決断に応えるべく、
入念な準備で当日を迎えました
集合場所に続々登場する大型バス
このバスを自分が指示して動かすのかと思うと、
さすがに図太い性格の私も身震いがしました
各バスにふたりずつ、バス5台計10名の役員さんたちが
朝一番集まり、最終の打ち合わせ
隣では、ドライバーさんとバスガイドさんが10名全員集まり
(これだけでけっこう迫力ありました…)私も含めて最終の行程確認
「それでは皆さん、本日よろしくお願いします！」
「オー！」(これは私の心の中)
赤ちゃんからお年寄りまで、ご家族連れも多く、まさに老若男女です
ひとつの自治会で、毎年200名近く集まるなんて、それだけですごいことです
でもこの自治会様のすごさを知ったのは、お食事会場でのことでした
200名で予算も限られた中でのお食事、ということは団体用レストランや、
ドライブインのようなところしかなく、そこにこだわりも特徴もありません
幹事さんに「どうしてもドライブインのようなところしか…」
「例えば何日かに分けて少人数ずつ出発されると、旅行食事の内容が
もっとこだわれると思うのですが…」
言い訳と勝手な提案を伝えると
「いや、これでいいんですよ。
少々バタバタしても、みんなで一緒に行くことに意味があるんです。
美味しい食事は個人でも食べに行けますからね。
自分たちの自治会は、これだけたくさんいるっていうことを
一年に一度確認する機会にしてほしい、っていうのもあるんですよ。
だから、日にちを分けたり、人数制限を設けたりはするつもりないんです」
料理の質や、旅程の内容ではなく、
皆が一年に一度集まることを目的とした旅行
だからと言って、雑な行程ではありません
その中で最大限楽しんでいただけるよう、練りに練った計画です
普段仕事で忙しくされている幹事さんから届く
旅行の資料や相談のメールは、決まって夜の12時をまわっていました
半年近くかけて準備をして臨んだバス旅行です
食事会場で182名の皆様が、和気藹々と食事を楽しんでおられる風景を眺めながら、
私はうらやましく思いました
横のつながりを大切にしているこれほど心強いコミュニティはない
自分たちの住んでいる地域には、これだけたくさんの助け合える仲間がいる
この街が大好き！
きっと、参加者皆さんは少なからずそんなことを感じるのではないでしょうか
旅程の内容や質ばかりに囚われない、
バス旅行の本来の意味に気付かせてくれる1日でした
何はともあれ、こんな大きなお仕事を銀のステッキに託してくださって、
ありがとうございました！
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