銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ありがとうが全く通じない

2024年01月13日 | 見かけだおしNのつぶやき

「今年は積極的に海外に出たい」

そう年始に言葉にしてみて、そうしようと決めました。

 

ラオスからの帰国日。

ハノイ経由だったため、深夜便で最後はグロッキーだったものの、

早朝の関空で珍しい光景を目にしました。

荷物のターンテーブルでぐるぐる回るスーツケースならぬ、

次々現れるダンボール箱の応酬に思わず笑っていました。

ベトナム人の荷物移動の概念がそもそも異なるのかもしれませんが、

もしかすると、、、

 

昨年末に、とある業者さんと慢性的人手不足の話をしていた時のこと。

「最近ベトナム人の応募があって、採用するか悩んでいます」

聞くと、優秀だが、言葉の壁がネックとのこと。

私、わかったように一蹴したように思います。

「もったいない」

ベトナム語は恐ろしく難しい。

こんにちは、ありがとう、たったふたこと覚えるだけも四苦八苦。

ならば反対もしかり。

異国にひとり出て、日本語を話すだけでもかなり優秀です。

ニュアンスの壁は就労の日々ですぐにクリアとなることでしょう。

とは言え海外の方を初めて雇うというのはハードルが高いのも理解します。

 

でも、今の日本思うと、海外の方の力を借りるのは必然的なこと。

島国でずーーときた日本人には難しい選択ではあるんでしょうが、

それを議論するのも待ったなしに、人手不足にともなう疲弊が現実。

あるお客様が

「うちでベトナムの若い子雇てるけど、

みんな熱心でまじめ、ほんで情にあついからオッサン世代には

接しやすいねん」

 

先月、そして今年になって連続ベトナムに行く機会を得て、

毎度のせめてもののフレーズ、

「こんにちは」「ありがとう」を連発するも

ありがとうが全く通じない。

ありがとうは発音も難しく、こちらの下手な発音のせいかと思っていたら

 

「そもそもベトナム人は親切で、人に何かをするのは当たり前。

だからありがとうを言うことが少ない。

相手に言ってもらおうとも思っていない」

だそうです!

 

さて、冒頭の大量のダンボール件ですが、、

ハノイ空港で多くの若者が、同じ制服を着て、搭乗ゲートに並んでいました。

もしや、これが噂の集団就職?

誰もがスマートフォンで連絡先の交換をしていました。

異国に行くんですもんね。

同じ職場でもないんでしょう。

この場でのメール交換は、知らない国での大切な命綱かもしれません。

一夜明けて寝ぼけ眼で、見た光景。

日本の地で、これから始まる未来が詰まった箱。

一粒たりともこぼさぬようにと固く密封され、ぐるぐる回っていきました。

 

日本に来てくれてありがとう。日本人だから日本語で言う。

 

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