先週末のツアーにて。
「旅行会社としては、銀ステさんがいちばん多いかな。馬のツアー」
あるお客様がそう仰るので、キョトンとしてしまいました。
馬のツアーの多い旅行会社、ですか。
でも、たしかに。
前日は、三木市での馬術競技の見学会。
そしてその日は、近江八幡・賀茂神社での馬上武芸奉納祭へ。
2日つづけて「馬のツアー」です。
その日の訪問地は近江八幡の賀茂神社。
馬の聖地として知られます。
その馬の神社で行われるようになった馬上武芸奉納祭。
日本の在来馬は、明治以来、導入された西洋種に押されて圧倒的少数派に。
今や時代劇すら、足が長くて「見栄えのいい」西洋種で撮影されているんだとか。
(たしかに先日の大河ドラマ「光る君へ」でも
平安貴族がサラブレッドに乗って駆けていました)
そんななか、日本の馬の伝統を残そうと、取り組んでおられるお祭りです。
三上山のムカデ伝説にもとづいた馬上武芸。
写真を撮っていたら、先のお客様が教えてくれました。
「私は乗馬をするんだけど、馬って敏感で、
ちょっと棒のようなものを持ってるだけで、すごーく怖がるのよ。
だから、これってお互い相当練習して、信頼関係を築けてるんだと思う」
なるほど。
景色が、少し違って見えてきました。
日本の在来馬の伝統を残していくために必要なこと。
それには馬の健康はもちろん、乗り手の育成、鐙などの馬具づくりなど、
どれが欠けてもいけません。
そして、それを理解しようとし、見守ろうとする観客も。
考えてみれば、たしかにあれこれ馬のツアーを手掛けてはきました。
岩手のチャグチャグ馬コや福島の相馬野馬追、北海道・十勝の「馬追い」などなど、、、
まるで意識していませんでしたが、はるばる見に赴くことで、
馬文化の伝承にほんの一役買っていたのでしょうか。
「馬のツアーの多い旅行会社ですね」
これからもそう仰ってもらえるよう、馬を追いかけていきたいものです。
■■12月 日帰り旅行■■
12/11(水) アントワーヌのフレンチとカタシモワイナリー
12/12(木) 【銀ステ会】関西学院聖歌隊 新コース
12/13(金) 大相撲巡業宝塚場所…満席
12/20(金) atelier HANADA…新コース
12/22(日) 神戸ドローンショー…新コース
12/25(水) 夙川教会Xmas…新コース
12/26(木) 奇才絵師 歌川国芳…出発決定
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