福男、福娘たるもの…

「えべっさん」で知られる西宮神社。

９日は宵えびす
１０日は本えびす
そして今日１１日は、残り福。

年明け最初の３連休と重なり、
たいへんな賑わいとなった十日戎へと、
昨日、ツアーで訪ねてきました。

本えびすにあたる昨日は、正門前で入場制限するほどの賑わいぶり。
押し合いへし合いしながら本殿へと進み、
ご参加いただいたお客さまにもお願いして
銀のステッキ旅行の商売繁盛をしっかり神頼みしてきましたよ！

さて西宮神社の十日戎といえば
早朝、開門と同時に男たちが本殿へと駈けぬける
「福男選び」が有名です。
テレビでご覧になった方も多いことでしょう。

では、この「福男選び」に対して
「福ムスメ選び」なるものがあるのをご存じですか。


学生時代、授業はそっちのけで
ワリのいいバイトと、面白そうなことばかりを探していた私。
ある日の新聞の「福娘アルバイト募集」の広告に目がとまりました。

まだまだ景気の良かったころ。
十日戎の３日間、福笹やおみくじを売るのがお仕事で、
報酬は、たしか日当３万円（！）プラス振り袖１枚（！！）

即決で応募です。

ところが、ホイホイと面接会場に出かけて愕然としました。

廊下にあふれる人、人、人。
二十歳前後の女性が、何百人といたと思います。
しかも皆、モデルのオーディションかと見まがうばかりの華やかさ、化粧の濃さ。

普段着のセーターにすっぴんで出かけた私、
珍しく小さくなって、すごすごと帰りました。

ですから昨日のえべっさんでも
福笹をにこやかに売る福娘、ちょっとまぶしかったです（泣）。


さて昨日、「福男レース」でめでたく福男になった３人は
参拝客から「福を分けて」と握手攻めだったとか。
あふれる福で、周囲の人をも満面の笑顔にするのが
福男・福娘たるものなんでしょうね。


「十日戎の福娘、面白そう！」
その思いつきは結局叶わずじまいでしたが
福娘のように周りの人を笑顔にすることなら、
今からでも心がけしだいでできるかも。

最近とみに、周りの人を失笑・苦笑させてばかりのような気がしますが
この周囲の「笑い」が、いつかほんものの笑顔に変わりますように…。


▼旅サロン新年会　「残り福と牡蠣づくし」レポートはこちら
http://ameblo.jp/arailuka/entry-10432409070.html


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