夏祭り第2陣は、福島県の「相馬野馬追」へ。
宿泊ツアーが近づいてくると、
天気予報では、地元関西よりも、旅先の天気に目がいきます。
ふつうは傘マークがついていないかが気になるのですが、
今回だけはちがいました。
えぇーっと、来週からの福島は、、
わ、3日間、晴れマーク! ガーン、、、
少し雨が降ってくれたほうが涼しくなるのに・・
というわけで、今回は何より、暑さを心配しながらの出発となりました。
初日に訪ねた福島県の二本松は、『智恵子抄』の智恵子の故郷。
安達太良山と阿武隈川を見晴らす丘からは、「ほんとの空」が見えました。
さて、翌日が本番です。
浜通り、南相馬市で行われる「相馬野馬追(そうまのまおい)」へ。
およそ1000年もの歴史を重ねるお祭りで、
馬に乗って駆け抜ける勇ましい武者姿に、
私も見るたび胸を熱くしてきたのですが、、、
胸が熱くなる前に、後頭部がくらくらしてくるのが今年の暑さ。
真っ昼間の屋外で見学、だいじょうぶかしら、、
それでも、逆境にあれば人は自然と、工夫し、団結することになるようです。
・塩スイカ飴
・塩分チャージのタブレット
・熱さまシート
・ハッカスプレー
・・はては、新聞紙で織った「日除けカブト」(?)まで登場!
はい、どうぞ!と皆さんで交換しながら暑さ対策。
それでも観覧席はあまりに暑いので、ぶらぶらと(ふらふらと?)、
武者や馬たちの控える本陣へ。
甲冑競馬を終え、「羊腸の丘」を駆けあがってきたところ。
祭りを見守る後ろ姿。
そして、ふたたび観覧席で集合。
・・よかった、
皆さん、汗びっしょりですが、元気です。
会場を後にしながら、震災から3年目に訪ねたときを思い出していました。
東日本大震災でも途絶えることのなかった「野馬追」の神事。
でもコロナには抗えず、今年は3年ぶりの通常開催だったそうです。
颯爽と駆け抜ける雄姿に、今年ももちろん胸は熱くなったのですが、、、。
「泣けた? 泣けたやろ?」
無事、祭り終了の報告を入れたところ、こう訊かれ、
思わず出た返事は
「涙もぜんぶ、汗になって出ていきました」、でした。
最後は涼やかに、裏磐梯高原へ。
心地よい風に、生き返りました。
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