この十日ほどは慌ただしく、西へ、東へと行っていました。
まずは西の島旅。壱岐・対馬です。
ナンジャモンジャの花をご存じですか?
正式名称は、ヒトツバタゴ(一葉たご)。
もともと自生していたのは岐阜県の山間部と対馬の北海岸あたり。
珍しい木であったことから、「ナンジャモンジャ」の別名で呼ばれるようになりました。
そのナンジャモンジャをお目当てに、対馬の北のてっぺんを目指したのですが、、
残念ながら、花はすっかり終わっていました(5/8時点)。
かつては5月上旬が見ごろでしたが、
このところは温暖化で、4月下旬に見ごろが移っているようです。
ちなみに、4月下旬に北九州で訪ねた大湊神社では、
対馬から贈られてきたというナンジャモンジャが満開でした。
今回の対馬行きは、お花や植物が大好きな方々が多く、
ナンジャモンジャをお目当てにご参加いただいたのですが、、残念。
でも、代わりに・・といっては何ですが、海の向こうに韓国の釜山が見えました!
(写真には写りませんが、肉眼では割とくっきり…はい、目はいいほうですが)
さらには素晴らしいガイドさんに恵まれ、島の歴史を堪能しました!
対馬の次は、壱岐へ。
壱岐のシンボル、猿岩。
壱岐・対馬、何度行ってもいいなぁ、、
対馬のガイドさんに教えてもらった本も、探してみないと・・
と思っていたところに、急遽、ピンチヒッターで東へ行くことに。
今度の行き先は、横須賀・鎌倉・葉山。
首都圏かぁ、、、
はっきり言って、思いっきり、アウェイです。
でも一応、なんとかそつなく(?)終えて、ほっと一安心。
お天気にも助けてもらいました。
さて、個人的には対馬からの意外なつながりに、ちょっと興奮。
自衛隊や米軍の軍艦・空母がずらりと居並ぶ横須賀港。
そこに、今は復元した姿で博物館となっている軍艦「三笠」がありました。
「三笠」といえば、日露戦争でロシアのバルチック艦隊と戦った戦艦です。
そして、日露戦争、バルチック艦隊といえば、日本海海戦、つまり、対馬沖。
軍艦「三笠」に乗って、東郷平八郎司令官が指揮する連合艦隊が、
対馬沖でバルチック艦隊を撃退した、、と資料にはありました。
これが、対馬の万関瀬戸。
もとは陸続きだったのを、戦況を有利に運ぶため、
当時の国家予算の半分近くをかけて、瀬戸が掘られたのだとか。
というあれこれを教えてくれた対馬のガイドさん、
いつかぜひ、横須賀の「三笠」を見学してきてもらいたいなぁ、、
対馬からはずいぶん遠いけど。
国境の島、対馬と、日米軍の港街、横須賀。
意外なとりあわせでしたが、思いがけないつながりがありました。
まずは、ガイドさんから教えていただいた吉村昭の『海の史劇』を読まなければ。
(日露戦争については、これがいちばん分かりやすいそうです)
・・と宿題のどんどん溜まるなか(まったくもって、消化できない!)
来週も大きな添乗がつづきます。
北陸ミステリー、そして、ドイツとフランス国境のアルザス地方へ。
でもきっと、これも何らかつながっていくのでしょう。
どんなふうに?
それは、行ってみないとわかりません。
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6/18(火) 舞鶴の岩ガキととり貝
6/21(金) 平八茶屋の鮎
6/21(金) 旧甲子園ホテルと堀江オルゴール
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