銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ちょっと記念日に書いておこうかな 

2023年03月14日 | 見かけだおしNのつぶやき

「もう、一気に変わりますよ」

前日誰かが言いました。

正直、そうかなぁ、変わらないんじゃないかなぁと思って臨んだ?

マスク自己責任の記念日。2023年3月13日。

記念日とあえていいたい。

だってあまりにバカバカしいから。

やっぱりなぁ。

世の中は、何も変わらずほぼ昨日と変わらない日常でした。

 

さて、その記念日に訪ねた但馬は香住。

大乗寺の円山応挙の襖絵が13年ぶりの里帰り、原画公開となっています。

その会期が、あと数日とあって急遽企画したツアーでしたが、、、

 

さらに、冬場のシーズンには大変お世話になってきた、

城崎の「民宿はし本」さんが今月末にクローズされるとのことで

今年最後の蟹をたらふくいただきたい、そしてきちんとお別れしたい、と

慌てて企画しました。

ありがとうございました。

銀のステッキでは二桁台と大人数での出発となりました。

まさに春らしく、「出会いと別れの旅」でした。

 

個人的には、ちょっとセンチになる旅で、、、

 

共働きで、忙しい両親。

親族の慶事ごと以外、家族旅行は皆無でした。

多分、中学入学の春。

珍しく、母と2人、旅に出ました。

当時、ちょっと都会にお出かけは、播但線で汽車に揺られ姫路か、豊岡。

子供心には一年に一度あるかないかの、心チョー弾む機会。

写真が残っているので間違いないのですが、

豊岡に行くついでに、どうした母の気まぐれか?入学祝いだったのか?

その頃も、それなりに地元では知られた観光地「玄武洞」に立ち寄ったようです。

田舎暮らしなのに車を持たない驚愕の我が家族。

よって、汽車で移動して、その最終交通機関が、渡し船でした。

 

たまたま初日にバスで近くを通過したもので、ついドライバーさんに訊いてました。

「今も、渡し船ってあるんですか?」

なんとなんとありました。

昔と違い、予約制のようでしたが、運行していることに、

言い難い郷愁が急に襲いかかりました。

歳のせいですね。

なんともいえない、ググッと胸にせまるものがありました。

 

で、翌日のフリータイム。

勝手に、私のメモリアルジャーニー。

お客様には内緒で遂行しました!すみません。

円山川を横切る、僅か5分ほどの渡し船時間。

確かにきっかり5分。

でも、私には、なんでしょう。

長かった。

走馬灯のようにとは、こういう事か。

ずーっとずーっと忘れていた母の顔が何度も浮かんで来ました。

円山川の水面と同じく、ゆらゆら。

うすらぼけ。

え?最悪。

どんな顔だったかもう忘れてる。

 

故郷にさんざん悪態ついて逃げ出し、なのにまたこうして旅先として訪ねている。

車中、マイクで案内しながら、知らず知らずに、郷土自慢を説明している自分。

私もちゃんと島国の一人です。

でも。

島国でもなんでも、もういいでしょう。

春ですよ、もう変わっていいんですよ。

銀のステッキ旅行ではマスク着用は不要です。

【民宿はし本さん、温かいおもてなし、ありがとうございました】

【余部鉄橋、そして乗車も】

【山陰ジオパーク、これはもはや東山魁夷の濤声でしょう】

【玄武洞へ、見応え充分!】

【玄武洞から玄武洞駅へ円山川を渡船で】

【気比の浜での朝の散歩】

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銀のステッキ旅行 TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-t.com
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