9月号旅サロン便りで、
「私の夏休み2022」と題して、大山の森を紹介させていただきました
(鍵掛峠から望む大山南壁)
大山にはまったのか、三朝温泉の湯にはまったのか
とにかく、休みがあれば鳥取へ足を運ぶ年でした
行けば行くほど、好きになる大山
雨の日も、快晴の日も、その時々によって表情を変える大山
今回はそのさらに奥、奥大山の木谷沢渓流へも足を伸ばしました
宇多田ヒカルさんが出演された
サントリー天然水の森でも有名になった、清らかな水の森
この日は、雨が降った後で、なんだか別の世界に迷い込んだよう
「この感じ、すごくいいね」
時空のゆがんだ狭間に取り残されたような、不思議な感覚でした
翌日は打って変わって、大快晴
「やっぱり、晴れてたら気持ちいいなあ」つい本音がこぼれる皆さま
紅葉も見頃です
大山はブナの森
ブナは「橅」という漢字をあてます
ブナは水分を多く含むため、家具や建築材に不向きとされ
伐採を免れ、代ってスギやヒノキが日本中で植林されるようになりました
ですが、ブナは水分を多く含むということは、保水力にすぐれ
ヨーロッパでは「母なる森」とも呼ばれています
幹回り2mほどのブナの木1本で約8t(500mlペットボトル1万6千本!)
の水を蓄えるそう
そんなブナの木が大山にはあちこちにあり、西日本では最大のブナの森が広がります
大山は「緑のダム」そのものです
ブナが蓄えた水は、里に流れ、水田を潤し、
ミネラルを含んだブナの水は地下水となり、川や海に流れ込み、
プランクトンを育て、魚介類を育てています
鳥取の境港が日本有数の漁獲量を誇るのは、
まさに大山のブナの森のおかげなのです
以上は、案内してくださったガイドさんのお話
あらためてブナの森の魅力を実感し
さらに、もっと、ブナの森を有する大山が好きになりました
最後はお決まりの、大山を眺めながらいただくソフトクリームで旅を締めくくりました
来年は、ブナの森が緑に萌える、新緑の頃
是非ご案内したいと思います
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