銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ぽつんと一軒家、その隣でお昼を食べました。

2021年02月12日 | T字路をまっすぐ行ってみたら

本日は、高槻の奥山にある心根さんで貸切でのお食事。

ご自宅からご自宅まで送迎付きで、行って参りました。

いつも困るのは添乗員の食事。

ぽつんと一軒家ではないですが、この辺りにほかのお店があるようにも

思えません…が、ありました!

看板も店先にたくさん出てたので迷いなくお店の扉を開けると、

ご自宅を勝手に覗いてしまったような…

猫を撫でるおばあさんが暖炉の前で座っていました。

「あっ、お客さん?裏回って」

お店には私ひとりだけ。

席に座ると、いきなりお餅が出てきて、焼いて待っててと、

おばあさんは奥に消えてしまいました。

炭火でお餅を焼きながら、

「あれ?注文とか聞かれてないな?!」

それでも、静かな店内でお餅をひっくり返しながら待ってると、

おばあさんの手料理が出て来て…当たり前のようにおばあさんも隣に座りました。

お餅を私に代わって焼いてくれながら、お話しが始まりました。

「この機会に少し休もうと思って…」

囲炉裏で焼き、砂糖醤油を付けて再び焼き、熱々のまま頂きました。

懐かしい味。

「人もほとんど来ないし、コロナも怖いし、もう休みたいわ」

「でも近所の人が訪ねてくるので、何かしなあかんし、

常連さんは、予約してくれはるし…」と、どこか嬉しそう。


コロナも怖いと言いながら、見知らぬ私を招いてくれて、

どっかり席に腰を落ち着けて、おしゃべり。

お餅も食べ終わったので、私は時間が気になり、早く席を立ちたい。

でも、おしゃべりは止まる気配がありません。

「トイレはどこですか?」

ようやく席を立ち、お支払いをしていると、

名残りおしそうに、「また来てね」と。


人里離れた静かな場所でも、人との会話や共にする時間は、

やはり知らずと求められているものなんだなと、しみじみ感じました。

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