昨年、何年ぶりに最後まで見届けられた大河ドラマ、「鎌倉殿の13人」。
なので、今回はひときわ楽しみでした。
承久の乱を企てた後鳥羽上皇が島流しにあい、最期を迎えた地、隠岐諸島。
馬や牛がのんびり放牧されている隠岐。
この島には「牛の角突き」が今に伝わります。
島では、「ごとばんさん」と親しまれている後鳥羽上皇。
牛たちが戯れに角を突き合わせている姿に、
後鳥羽上皇がふっと口元をほころばせているのを見た島の人たちが、
せめてもの慰めにと始めたのがきっかけとか。
そして、隠岐といえば、日本海。
東西南北、周囲をぐるりと波に囲まれています。
この日は1週間ぶりという穏やかな海でしたが、、、
我こそは新島守よ隠岐の海の荒き波風心して吹け
(「遠島百首」より 後鳥羽上皇)
今でこそ、「ローソク岩」遊覧船は隠岐に欠かせぬ観光スポットですが、
後鳥羽上皇には、この海がうらめしく、
いや、波の向こうから届く便りをすら恨めしく思われたのでしょう。
問わるるも嬉しくもなしこの海を渡らぬ人の波の情けは
2泊目に泊まった、どこか不思議な響きの「エントウ」という名のリゾートホテル。
後鳥羽上皇の「遠島百首」を収める「遠島」からとったものなんですね。
往路はぴゅんと飛行機でしたが、帰りは、フェリーで境港から。
後鳥羽上皇の何十万分の一かでしたが、都の遠さを思いました。
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