但馬が我が故郷なる話は何度もお話ししていますが。
冬の味覚、岩津ネギを食べる!
おいおいこんなツアーありか!?と
企画者にダメ出しして、はや10年。
今や銀ステ冬の恒例ツアーになっています。
子供の頃は、珍しくも何ともなかった畑に並ぶ岩津ネギ。
それを目的にツアーができるんですから、これも時の流れ。
そもそも竹田城が全国区になるんですから!
これも小中の定番遠足コースでした。
ところで、このツアーの添乗はずっと避けてきました。
理由は、、、まぁ、ねぇ。
田舎の生活が嫌で逃げ出した身としては、、、が一応の理由。
でも、本当は。
この度、恐れていたことが起こりました。
岩津ネギの出荷場でのこと。
毎年ここで農業組合の婦人会の方が、
岩津ネギを調理して試食させてくださいます。
揚げたり、焼いたり、茹でたりと、毎回好評です。
そのビニールハウスでのこと。
ひとしきり行程を終えて、精算も終えて、
お客様をバスへと誘導した僅かの時間。
「⚪︎⚪︎ちゃん!」
うぁっ。
多分数えて3秒ほどだったはず。
ちょっと知らん顔してみました。
でも、被せてハッキリと、
「⚪︎⚪︎さんとこの、⚪︎⚪︎ちゃんやろ」
⚪︎⚪︎さんとこの、って枕言葉、田舎のあるあるですよねーーー。
「あっ、はい」
そこからは、私はすっかり田舎っぺに戻ります。
「おばちゃんもお元気でしたか?」
「⚪︎⚪︎君(同級生)はどうしてんですか?」
一応スーツ着て、ビジネスマン風にやって来たくせに、
おばちゃんの前では、りんごほっぺの田舎の子。
怖いなぁ。
「あんたら、同窓会でもしたらええのに」
ブルンブルン。
大きく首を振ったら、
「息子もおんなじこと言っとたわ」
でしょうね。
久しぶりにお会いした同級生のおばちゃん。
お変わりなくお元気で良かったです。
それでも、何やら心ワサワサ感否めずビニールハウスを後にして、
ふと。
⚪︎⚪︎ちゃんと、苗字でなく下の名前で呼んでくれる人、
そういえば、もういなくなっていたなぁ、と。
久しぶりに聞いた、下の名前を呼ぶ声。
いい加減いい歳ですが、こればかりは、くすぐったく
いつまでも故郷はけっきょく故郷であるってことを想いました。
2024年 2/27(火)〜2/28(水)
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