銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

そういえば名前で呼ばれることなくなったなぁ

2024年02月17日 | 見かけだおしNのつぶやき

但馬が我が故郷なる話は何度もお話ししていますが。

 

冬の味覚、岩津ネギを食べる!

おいおいこんなツアーありか!?と

企画者にダメ出しして、はや10年。

今や銀ステ冬の恒例ツアーになっています。

子供の頃は、珍しくも何ともなかった畑に並ぶ岩津ネギ。

それを目的にツアーができるんですから、これも時の流れ。

そもそも竹田城が全国区になるんですから!

これも小中の定番遠足コースでした。

 

ところで、このツアーの添乗はずっと避けてきました。

理由は、、、まぁ、ねぇ。

田舎の生活が嫌で逃げ出した身としては、、、が一応の理由。

でも、本当は。

 

この度、恐れていたことが起こりました。

岩津ネギの出荷場でのこと。

毎年ここで農業組合の婦人会の方が、

岩津ネギを調理して試食させてくださいます。

揚げたり、焼いたり、茹でたりと、毎回好評です。

 

そのビニールハウスでのこと。

ひとしきり行程を終えて、精算も終えて、

お客様をバスへと誘導した僅かの時間。

「⚪︎⚪︎ちゃん!」

うぁっ。

多分数えて3秒ほどだったはず。

ちょっと知らん顔してみました。

でも、被せてハッキリと、

「⚪︎⚪︎さんとこの、⚪︎⚪︎ちゃんやろ」

⚪︎⚪︎さんとこの、って枕言葉、田舎のあるあるですよねーーー。

「あっ、はい」

そこからは、私はすっかり田舎っぺに戻ります。

「おばちゃんもお元気でしたか?」

「⚪︎⚪︎君(同級生)はどうしてんですか?」

 

一応スーツ着て、ビジネスマン風にやって来たくせに、

おばちゃんの前では、りんごほっぺの田舎の子。

怖いなぁ。

「あんたら、同窓会でもしたらええのに」

ブルンブルン。

大きく首を振ったら、

「息子もおんなじこと言っとたわ」

でしょうね。

 

久しぶりにお会いした同級生のおばちゃん。

お変わりなくお元気で良かったです。

 

それでも、何やら心ワサワサ感否めずビニールハウスを後にして、

ふと。

⚪︎⚪︎ちゃんと、苗字でなく下の名前で呼んでくれる人、

そういえば、もういなくなっていたなぁ、と。

久しぶりに聞いた、下の名前を呼ぶ声。

いい加減いい歳ですが、こればかりは、くすぐったく

いつまでも故郷はけっきょく故郷であるってことを想いました。

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2024年 2/27(火)〜2/28(水)

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