銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

お彼岸とフレンチ

2012年03月21日 | 見かけだおしNのつぶやき
お彼岸ですし、
(ですし、って)
お墓参りに行きました
御先祖様には申し訳ないですが・・・

今日のお目当ては、そのついでのお昼?
またはお昼のついで?

前から気になっていたフレンチレストランに行ってきました
家族の者も完全サンプルです

結構、食事には口うるさい身内
これで合格点なら、ツアーで利用しようと・・・
まあ、プライベートでもたいがい仕事にリンクしていますが

で、雑誌などにも、よく登場する
“町屋風の歴史ある古い建物でいただくフレンチ”なるもの
をいただいてきました

今日は祝日
いきなりその日に電話して、即予約OK
う~ん、これは、もしや、もしや?

で、心配になり、ネットで店の評判を見てみると・・・

「主人の威圧感がどうにも・・・」
要約するとそんな意見が飛び交っていました

マズイなぁ

でも、人のうわさも当てになりません
実際を、この舌で!と意気込み
お店に入りました

確かに雰囲気は抜群!

和の中の洋

洒落ています

コースのお味も、本場のフレンチ同様
しっかりとした味付け
美味しい!

でも、でも、なんですよね

先に目にしたブログの評価が頭をよぎりました


***
かなり、お肉が固くて残しました
すると、店主
「あら、このお肉の味が分かりませんでしたか?」
(本場、フレンチの!)
( )内の言葉は、そう聞こえただけですが・・・確かに聞こえました!
***

この投稿に、まさに!を感じたのです

私も、ちょっと気になる品目があって残しました
(たいがい完食の私がです!)
そこへ店主
「この焼き加減があいませんでしたか?」と

焼き加減の問題ではないのですが
あくまでも、客側の味覚、
フレンチ慣れしていない舌の問題
そんな威圧感がありました

なるほど、ブログの投稿者はこれを言っていたんだな

雑誌にもよく載って、雰囲気も抜群
でも、お客様の意向には答えられていない
さらには、お店の価値を押しつけている?
それが分からない方(客)がアカン!という姿勢

祝日の稼ぎ時にお客は私たちだけでした

あれだけ雑誌に出ていたのに
こんなに素敵な佇まいなのに

基本が大切

味だけでは駄目なんですね

サービス業は一時の流行りや見かけでは
もちません
恰好では食べていけないのですね

つくづく、感じました

私たちの旅行業もまさにサービス業
お客様の意向と反して、自分よがりになっていませんか?

わが身をまた思いました

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遅ればせながら…イタリアに行っておりました

2012年03月19日 | のほほん同志Aの日常
3/9~18まで、イタリア添乗に行っておりました。

こちらのページをご覧いただいている方にご挨拶なしはまずかろうと、
関空からちゃんと「今からイタリアです」の文面をメールで送っていたのですが、
なぜか…ボツに!

たしかに「いってきます」だけの何のオチもない文面でしたが…
キビシイものです。

思いだしたのは、大阪で過ごした学生時代。
神戸育ちの私がとろとろ話していると、
大阪の友人からピシッとダメダシ。

決まり文句は、「で、オチは?」
なんとまあ、大阪ではオチがない話をしてはいけないのです。


ともあれ。


2日前には、まだローマにいました。

細い路地に面した、“Il Pagliaccio”(道化師)という名のレストラン。

ローマ在住の料理写真家の方に
「いま個人的に一番オススメのお店です」
と教えていただいたステキな空間で、旅の最終夜を迎えていました。

ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマと辿ったイタリア10日間の旅。

超のつく少人数でのご旅行で、朝昼晩と毎度3食ご一緒するうちに、
お互いのプライベートなことも話題にのぼるようになっていました。

「私ね、夫に頼んでいることがあるのよ」と、あるお客様。

「旅先で撮る写真、私にとってこれは回想療法の準備なのね」

大きなカメラを、ずっと欠かさず持って歩いておられた方。
旅先で撮った膨大な写真は、帰宅後すぐに整理してCDに焼くのだそうです。

「いよいよ歩けなくなって家から出られなくなって、頭も少しぼけてしまったら、
 その写真のスライドショーを私の前でずっと流してねって、 夫にはそう言ってるの」
そしたらきっと、いきなりはっきり喋りだすから。・・・フィレンツェ、連れてけって(笑)」 
 
もう、そんなこと…まだまだこれからですよ、と笑いながらも、
私の母の年齢より少し上のその方が、移り変わる景色を惜しむように
ちょっと歩いてはシャッターをのぞいておられた姿が思い出されました。
 

「回想療法」

そんな言葉があることも初めて知りましたが、
私にとって旅の記憶を喚起してくれるものは、写真ではなく絵でしょうか。
気づけばいつも、旅先で1枚ずつ絵を求めています。

今回のは…とくに一目惚れ。

海と自転車。

最後の夜、レストランの開店を待つ間に皆で入った斜め向かいのギャラリー。
目があって十秒で「コレクダサイ」と財布を出した私とその絵を見くらべて、お客さま、

「あなたの願望の表れね、ひとりで旅に出たい、という」

半ば真剣に言われて、ちょっとドギマギしたりしつつ…。

素敵なレストランで何とも洗練されたお料理をいただきながら、
イタリアでゆったり流れた時間のことを思い出していました。

ヴェネツィアのゴンドラでお世辞のへたなアコーディオン弾きと乗り合わせ、気まずかったこと。
フィレンツェ・ウフィッツィ美術館で目の当りにしたイタリア美術史の壮大な流れ。
ローマで食べた旬のアーティチョークの丸ごとフライのほろ苦さ。

きっとこの絵を見るたび思い出すんだろうな…と
少し感傷的にふけていった最後のディナーから一夜あけて。


翌朝からの時間の、なんとあわただしく過ぎて行ったこと。

帰国→帰宅→就寝→出勤(え、もう?)


皆さん、まだまだ感傷や回想にふけったりしている場合ではないですよ!
またご一緒してくださいね。


(大阪のほうから、「で、オチは?」の声が聞こえてきました)



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マリーナ・ベイ・サンズと、なぜかイルディーボ?

2012年03月14日 | 見かけだおしNのつぶやき
今朝、シンガポールの貸切旅行へ旅立つ
お客様のお見送りに関空いました

ツアーのハイライトは話題のホテル
マリーナ・ベイ・サンライズの宿泊
空中に浮いているようなプールが象徴
スマップが出る携帯CMで一躍脚光を浴びるようになりました

さて、今回は個人手配の旅行です
ただ今海外添乗中のスタッフの大切なお客様です
ソソウのないように!ソソウの!・・・と随分釘を刺されていました

はいはい
ちゃんとやりますよ

とは、いえ知らない方ばかり
珍しく私としたことが緊張していました

ところが、そのメンバーのお一人
関空の集合場所にて、
満面の笑顔で私に駆け寄ってくださり
「あら、あなた、この前の芸文よかったわねぇ」
「私、涙うるうるだったわ、感激!」

???

あ!そうです、先日の佐渡裕さん率いるスーパーキッズの
演奏会にご一緒した方です、なんとなんと!

で、初対面の緊張はなくなり、一転和やかな雰囲気に~
しばし、スーパーキッズ談義に花咲かせ

そして、最後に現われた幹事の方
少々背筋を伸ばして、ご挨拶

ところが・・・
この方の開口一番にまたびっくり!
「私も行ったわよ、イルディーボのコンサート!」
「良かったわね、え?あなたも4人の中で
スペイン人がいいの、あれはカルロスって名前よ」

カルロス・・・知りませんが、スペイン人としか!

「私、握手したことあるのよね、ふふふ」

握手ですか・・・
にわかファンには分かりませんが

でも、会ってすぐ、まさかのイルディーボネタ
しかも私が行っていることを何故に?
こちらがドギマギです

おかげで、他のスタッフのお得意さまですが
私もすっかり打ち解けることができました

サンキュ!
スーパーキッズ&イルディーボ

今回は添乗員なしの御一行様
簡単にツアーのポイントを説明をして、
さてさて締めのご挨拶

「私もこのまま皆さまとご一緒したいです、
なんで添乗員をつけて下さらなかったのですか」
オイオイ(涙)
とありがちのオチで締めようとしたところ・・・

皆さん、実は女性ばかり5名様ですが、
キョトンっとされて

「え?添乗員さんてつけれたんですか?この人数で?」

つけられます

しかも5名さんなんて、
銀ステツアーの、まさにの平均人数ではないですか!
(今2名でイタリア行っていますよ、添乗員付きで~~)

すると、その幹事さん
すごく真面目な顔で
「一人でも可能なの?」

「はい、イルディーボの追っかけでもついていきますよ」
冗談気に、笑っていったつもりですが・・・・

その方の目に鋭く光るものを感じたのは
私の気のせいでしょうか???

「個人旅行に添乗員付き」
銀のステッキで力を入れて行きたい分野ですが・・・
しか~し!
今の当社の人出では、少々厳しいものがありますね

でもニーズがあるんだなぁ
改めて感じることにもなりました
っと、それよりも!

イルディーボ様々
カルロス様々でしたね

まさかの?!

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小笠原から、ただいま

2012年03月13日 | Hの生きる喜び、それは
目の前で繰り広げられる命の躍動を見てきました

限りなく広がる海洋で巨体を舞い上がらせるクジラ
木の葉の間で遊び回る小鳥
葉の裏で、木の陰で、静かに生きるカタツムリ

言葉を語ることはないけれど、
必死で生きていることを教えてくれます

果てしなく続く青い海と、
どこまでも広がる無限の空
ささやくように奏でる静かな波の音と、
風と木々のざわめき

太陽の恵みを受けて、全てが
尊い生命を明日へとつないでいます

小笠原の大自然は、
自分の小ささを教えてくれました

同時に、自分もちっぽけな存在ながら
確かにこの地球上に生きているんだということを
教えてくれました

今年の6月、世界遺産に登録され、
今、日本で最も注目を浴びている場所かもしれません

でも、小笠原は何も変わっていません

昨日も今日も明日も
クジラたちは巨体を泳がせ、
小鳥たちは、美しいさえずりを奏でてくれることでしょう

全てが奇跡のような13日間でした

ふわふわ…
ゆらゆら…

この感覚は、ただの船酔いだけではないようです

現実復帰まで、あともうちょっと、かかりそうです…!
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ちょっとした春は、スグそこ

2012年03月12日 | 見かけだおしNのつぶやき
いつもの
変わり映えのないメンバー

でも、この春は少し違うようです
二年前から、研修という名のもと
アルバイトに来ていた学生二人

この春、卒業を迎え、それぞれの路に進みます

もともと、授業の一環で、某大学の
インタ―ンシップを、引き受けました

ふたりともに、それぞれの個性があり
まさに対照的なタイプでした

私たちも初めての経験で
受け入れる側にも、それなりの思いがありました

「まぁ、どこに行っても活躍するな」
結論はこれです

優秀な二人でした

それでも、このご時世
厳しい就職活動を強いられたようです

それでも最後まで活動を続け

この度、二人とも無事就職が決定!
めでたしめでたし
って・・・そんなのは詭弁

銀のステッキでは、もはや、
なくてはならない戦力になっていて・・・
これはかなり痛い門出となります(うっ、うっ)

それでも、大変な就職難の中で
勝ち得た仕事

やはり、しっかり従事してもらいたいものです

私は、いつも思っていて・・・

どうであれ、ご縁は大切
この、就職難に、迎えてくれた企業があるなら
せめて、「キャリア」というものが身につくまで
頑張れ!やめんなよ!と

この二年ほど、一緒に銀ステを
盛り上げてくれた若い二人に正直、心から、
感謝です

そして、またはじまる、春・・・

新しい息吹は、いまがふさわしい、ですね

皆さまの前に、銀ステの新たな春が、
デビューする日も近いのです

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