「雪景色の最上川を船下りしたい」
日本中を旅して来られた方から出たお声
「新緑の頃や紅葉の頃ではなく
あの墨絵の世界になる頃が最上川が一番輝く時なんですよ」
そのお声に賛同するように8名の方が集まり、
冬の庄内、最上川へ行ってきました
2月4日~6日というと、大寒波が訪れ
全国吹雪やら雪崩やらと…都市部でも大騒ぎをしていた頃
雪国の山形は当然例外ではなく、
晴れ間が差したと思えば突然地吹雪
天候はころころと変わり、何が何だか分からない天気となりました
とにかく、あっちを向いてもこっちを向いても雪景色
一寸先は闇・・ではなく、真っ白でした
バスの中からこの雪景色をぼんやり眺めていました
それにしても、きれい
雪と生活している地元の人の苦労をよそに
私なんぞが眺めていると、やっぱり雪景色は美しいのです
ふわふわと落ちてくる雪の粒は
ちゃんとある程度の感覚を保って
空からゆっくりと落ちていきます
その距離感、ゆるり感
これは、人が作り出せるものではないなぁ、と
と、突然吹雪き始めると
あのさっきまでゆるゆるしていた雪の粒が
集団となり荒れ狂い、曲線を描いて目の前を駆け抜けていくのです
コイルのような軌跡で地面から空へ巻き上げていく吹雪も
「自然界に直線というものは存在しない」
「直線は人間が作ったものだ」
そんな言葉を思い出しました
雪ひとつをとってもそう
木も枝も、空も海も
当たり前ですが、直線なんてどこにもありません
人間は、直線を引いて同じ規格で生きることを強いられているから
息苦しく感じるのかも…とか思いながら
バスは最上川へ向かっている途中
プルル・・
「最上川船下りですけれども・・
今日は吹雪のため、終日欠航が決まりました」
ハッ!現実問題に直面!
皆さんが一番楽しみにしていた最上川船下り
でも仕方ありません
皆さんも「このお天気じゃねえ」と納得の様子
再び外をみやると
相変わらずの吹雪
冷え冷えとそそりたつ山肌に荒涼たる最上川の雪景色
川面には白波が立っています
過酷なゆえの美しさが輝いています
やはりそう思えてしまうのです
ハッ と再び現実世界に戻り
最上川船下り、今回の旅の最大目的
どうにかせねば…
よし、と、行程をしっちゃかめっちゃかに変更し
明日へ希望をつなげることにしました
その後、酒田の町へ行っても吹雪は止むことなく
さらにその勢いを増すばかり
美術館に入っても、食事をしていても、お買い物中も
気になるのは窓の外の雪景色
「また雪が巻き上げた!」
「わ~すごいわよ、地吹雪!」
「一面真っ白よ、この後大丈夫かしら??」
と、一喜一憂
ホンモノの雪景色を見せてもらったような感じです
山形の人は半年近くこの雪の中暮らすのです
不便?大変?
でも閉ざされた世界だからこそ
雪国ならではの文化や風習が育まれ
手仕事が発達し、
人が寄り添いあって生活し、
人と人とのつながりを実感しあえるのではないかと思うのです
確か、12月、豪雪地帯の新潟を訪ねた時も
同じことを感じました
閉ざされた冬の時期があるからこそ
雪国の魅力は奥深いものになるのだと
-翌日-
昨日とは打って変わって、すっきりと晴れた冬空の下、
キラキラと輝く銀世界の中を
ゆるりと下る最上川を楽しみました
えがった
えがった
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貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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「新緑の頃や紅葉の頃ではなく
あの墨絵の世界になる頃が最上川が一番輝く時なんですよ」
そのお声に賛同するように8名の方が集まり、
冬の庄内、最上川へ行ってきました
2月4日~6日というと、大寒波が訪れ
全国吹雪やら雪崩やらと…都市部でも大騒ぎをしていた頃
雪国の山形は当然例外ではなく、
晴れ間が差したと思えば突然地吹雪
天候はころころと変わり、何が何だか分からない天気となりました
とにかく、あっちを向いてもこっちを向いても雪景色
一寸先は闇・・ではなく、真っ白でした
バスの中からこの雪景色をぼんやり眺めていました
それにしても、きれい
雪と生活している地元の人の苦労をよそに
私なんぞが眺めていると、やっぱり雪景色は美しいのです
ふわふわと落ちてくる雪の粒は
ちゃんとある程度の感覚を保って
空からゆっくりと落ちていきます
その距離感、ゆるり感
これは、人が作り出せるものではないなぁ、と
と、突然吹雪き始めると
あのさっきまでゆるゆるしていた雪の粒が
集団となり荒れ狂い、曲線を描いて目の前を駆け抜けていくのです
コイルのような軌跡で地面から空へ巻き上げていく吹雪も
「自然界に直線というものは存在しない」
「直線は人間が作ったものだ」
そんな言葉を思い出しました
雪ひとつをとってもそう
木も枝も、空も海も
当たり前ですが、直線なんてどこにもありません
人間は、直線を引いて同じ規格で生きることを強いられているから
息苦しく感じるのかも…とか思いながら
バスは最上川へ向かっている途中
プルル・・
「最上川船下りですけれども・・
今日は吹雪のため、終日欠航が決まりました」
ハッ!現実問題に直面!
皆さんが一番楽しみにしていた最上川船下り
でも仕方ありません
皆さんも「このお天気じゃねえ」と納得の様子
再び外をみやると
相変わらずの吹雪
冷え冷えとそそりたつ山肌に荒涼たる最上川の雪景色
川面には白波が立っています
過酷なゆえの美しさが輝いています
やはりそう思えてしまうのです
ハッ と再び現実世界に戻り
最上川船下り、今回の旅の最大目的
どうにかせねば…
よし、と、行程をしっちゃかめっちゃかに変更し
明日へ希望をつなげることにしました
その後、酒田の町へ行っても吹雪は止むことなく
さらにその勢いを増すばかり
美術館に入っても、食事をしていても、お買い物中も
気になるのは窓の外の雪景色
「また雪が巻き上げた!」
「わ~すごいわよ、地吹雪!」
「一面真っ白よ、この後大丈夫かしら??」
と、一喜一憂
ホンモノの雪景色を見せてもらったような感じです
山形の人は半年近くこの雪の中暮らすのです
不便?大変?
でも閉ざされた世界だからこそ
雪国ならではの文化や風習が育まれ
手仕事が発達し、
人が寄り添いあって生活し、
人と人とのつながりを実感しあえるのではないかと思うのです
確か、12月、豪雪地帯の新潟を訪ねた時も
同じことを感じました
閉ざされた冬の時期があるからこそ
雪国の魅力は奥深いものになるのだと
-翌日-
昨日とは打って変わって、すっきりと晴れた冬空の下、
キラキラと輝く銀世界の中を
ゆるりと下る最上川を楽しみました
えがった
えがった
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