「え!」
隣でスタッフが声をあげました
「坂東眞砂子さん、亡くなりましたよ!」
ネットの最新情報を見ながらそう伝えるスタッフ
日本昔話って
のほほんなる牧歌的なものもあれば、
なんともやるせない、不条理なものもあるでしょう
そんなやるせない話を子供心に傷つきながら、
でも、逃げ道のない人生のお話についぞ魅かれてしまう、
大人になることの真相を知ってしまう子供時代
日本昔話って奥が深い
で、いわゆる大人になって、風土に密着したお話、
これにハマりました
私、土着のしがらみものが大好きなのです
『土蔵』『村人』『血族』『秘密』
アカン、わなわな震えるキーワードです
当時、鍵っ子だった私は、親の本棚をあさって、
なんともおどろおどろし本の表紙に魅せられ?
読みつくした横溝正史にはじまり、私の現在のお気に入り
岩井志摩子にいきつくまで・・・
その過程に突如現れた人
それが坂東さんでした
随分あとで、かの「死国」(あの貞子です!)の
映画の原作と知りましたが
まさか、そんなメジャー級の人とは!?
一般受けするとは思えない、なんとも湿度の高い小説の数々
すっかり魅了されました
四国=死国
今ネットで検索すると
ホラー小説家のハシリ、と出ます
あ~でも違うと思います
日本の風習、土着文化にとても造詣の深い方だったと
それを突き詰めるとホラーになる、といわれたら
それは、それで納得する部分はありますが・・・
誰もが、生きているうえでもちえる陰鬱な部分
そこにとても合致するのです
この方の、民俗学的ともいえる地方あぶり小説が・・・
いつものパターンでお気に入りになれば
とにかく飽きるまで読みつくす中・・・
あるエッセイに目がとまりました
作者の生まれ、高知の郷土のお祭を紹介されるクダリです
私、高知という土地にも魅かれるのですよね
おのずとそのお話、お祭りに一瞬で魅せられました
早速お仕事=旅に反映してみました
あ~神様はいるのですね
無宗教、占い嫌い、まずは疑ってかかる
そんな私でさえ、感じたのです
山の神を!
何者かの気配を!
高知県仁淀村に伝わる「秋葉まつり」です
畏敬の者たちが列をなし、山肌を練り歩きます
時に、人の首と思わせる、黒い毛だまりを天高く投げ、
そして村人はまた奇声をあげながら神のもとへと
ゆっくり近づいていきます
何とも不思議なお祭りでした
そのお祭りが、今月11日に行われます
それを待たずに逝かれたのですね
全く興味の矛先が異なるスタッフが、
このお祭りだけは、唯一共通して
「よかった」「また行きたい」と話します
銀のステッキでとても大切にしてきたお祭りです
日本はこんなに小さな島国なのに北から南まで
異なる文化・風習が存在する
それを知るために旅に出る
その象徴だったんですよね、この特異な祭は!
残念です、あの独特の風土小説をもう読めないのは・・・
でも、作者も愛した、あの畏敬たちの舞は
これからも、受け継がれていくことでしょう
ご冥福をお祈りいたします
***************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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隣でスタッフが声をあげました
「坂東眞砂子さん、亡くなりましたよ!」
ネットの最新情報を見ながらそう伝えるスタッフ
日本昔話って
のほほんなる牧歌的なものもあれば、
なんともやるせない、不条理なものもあるでしょう
そんなやるせない話を子供心に傷つきながら、
でも、逃げ道のない人生のお話についぞ魅かれてしまう、
大人になることの真相を知ってしまう子供時代
日本昔話って奥が深い
で、いわゆる大人になって、風土に密着したお話、
これにハマりました
私、土着のしがらみものが大好きなのです
『土蔵』『村人』『血族』『秘密』
アカン、わなわな震えるキーワードです
当時、鍵っ子だった私は、親の本棚をあさって、
なんともおどろおどろし本の表紙に魅せられ?
読みつくした横溝正史にはじまり、私の現在のお気に入り
岩井志摩子にいきつくまで・・・
その過程に突如現れた人
それが坂東さんでした
随分あとで、かの「死国」(あの貞子です!)の
映画の原作と知りましたが
まさか、そんなメジャー級の人とは!?
一般受けするとは思えない、なんとも湿度の高い小説の数々
すっかり魅了されました
四国=死国
今ネットで検索すると
ホラー小説家のハシリ、と出ます
あ~でも違うと思います
日本の風習、土着文化にとても造詣の深い方だったと
それを突き詰めるとホラーになる、といわれたら
それは、それで納得する部分はありますが・・・
誰もが、生きているうえでもちえる陰鬱な部分
そこにとても合致するのです
この方の、民俗学的ともいえる地方あぶり小説が・・・
いつものパターンでお気に入りになれば
とにかく飽きるまで読みつくす中・・・
あるエッセイに目がとまりました
作者の生まれ、高知の郷土のお祭を紹介されるクダリです
私、高知という土地にも魅かれるのですよね
おのずとそのお話、お祭りに一瞬で魅せられました
早速お仕事=旅に反映してみました
あ~神様はいるのですね
無宗教、占い嫌い、まずは疑ってかかる
そんな私でさえ、感じたのです
山の神を!
何者かの気配を!
高知県仁淀村に伝わる「秋葉まつり」です
畏敬の者たちが列をなし、山肌を練り歩きます
時に、人の首と思わせる、黒い毛だまりを天高く投げ、
そして村人はまた奇声をあげながら神のもとへと
ゆっくり近づいていきます
何とも不思議なお祭りでした
そのお祭りが、今月11日に行われます
それを待たずに逝かれたのですね
全く興味の矛先が異なるスタッフが、
このお祭りだけは、唯一共通して
「よかった」「また行きたい」と話します
銀のステッキでとても大切にしてきたお祭りです
日本はこんなに小さな島国なのに北から南まで
異なる文化・風習が存在する
それを知るために旅に出る
その象徴だったんですよね、この特異な祭は!
残念です、あの独特の風土小説をもう読めないのは・・・
でも、作者も愛した、あの畏敬たちの舞は
これからも、受け継がれていくことでしょう
ご冥福をお祈りいたします
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銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
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■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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