天照大神を祀る伊勢神宮は、言わずと知れた日本最高格の神社
実は、私は神宮参拝は「ほぼ」初めて・・・
「ほぼ」というのは、小さい頃一度だけ行ったきりで、何も覚えていないから
今日のツアーに参加の皆さまは、というと
「小学校の修学旅行はお伊勢さんよ~」「私も私も!やっぱりそうよねー」と
いきなりお話しが盛り上がっていました
私は「ほぼ」初めてでしたので、行くと何もかもが新鮮
俗世と神域を隔てる宇治橋を渡って、境内に足を踏み入れると
流れている“気”が変わり、空気が張りつめ、背筋が伸びる
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巨木がのびのびと枝をのばし、
参道には塵ひとつ落ちておらず、広々して気持ちいい
神様がのびやかにお過ごしになられ、神聖な呼吸をしておられるよう
でも、もっと私が感じたのは、伊勢神宮がもつ普遍性です
はるか昔から今まで、一切の環境、行事が変わっていないのです
たとえば、天照大神をはじめとする神様へのお食事(神饌)
ご飯、魚、昆布などの海草、季節の生野菜、清酒、塩、水
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1年365日、一日2回、昔から一度も絶やすことなく続けられているのです
メニューも昔のまま
日をおこすのは、もちろんガスやチャッカマンではなく、
木と木を擦り合わせて発火させる方法
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お食事を献上する神職の人は
前日の晩から参籠し、断食し、身を清めて、神の御前へ向かう
これも昔のまま
神へ備える食事は、100%神宮の自給自足
神宮神田(米)があり、神宮御園(野菜)があり、御塩田(塩)まですべてです
伊勢神宮の境内では、余計な看板や案内表示が一切ありません
個人個人が各自の願いことをする場ではないのです
手をあわせてお参りすするとすれば、感謝の気持を伝えることだけ
ですから、神宮にはお賽銭箱もありません
昔は、天皇の神宮を、一般人がお参りするのは畏れ多い
無礼である、ということから、手をあわすことしかできなかった、
願いごこやお賽銭などもってのほか、
という考えが今も残っているようです
古くさい、といえばそれまでですが、
めまぐるしく変化する世の中において
変わらないことが許される唯一の場所だと思います
20年に一度、式年遷宮(神様のお引っ越し)がありますが、
これは建物だけではなく、橋も、御装束も、1000点以上もある神宝類も
すべて作りかえられる一大行事です
(数百億かかっているそうです・・・!)
それも、普遍性とは逆行するようですが、
今あるものを永遠に残していこうとする古代の人の考えが
今も変わらず続いていると思えば、これもつまりは普遍性
究極の祈りと神への感謝の気持ちです
世界も経済も環境も、何もかもが未曾有の変化に見舞われている今日、
こうして永続性を感じられること自体が貴重で
日本人であることを誇りに思うのでした
急に愛国心?!
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(伊勢の方は注連縄を一年中飾るそうです)
ちなみにwikipediaで「日本」と調べてみてください
伊勢神宮 内宮 宇治橋からの日の出の写真です
これが日本をあらわす一枚、となっているようです
富士山じゃないんですね!
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