いよいよ冷え込んだ今日のツアーは、
京都の老舗で冬ならではの「ぼたん鍋」。
大阪では青空だったのに、京都に入ったとたん、このぼたん雪。
真っ白になった南禅寺。
37年ぶりに特別公開された天授庵で
長谷川等伯の障壁画を拝見してきました。(ただし複製です)
「南泉斬猫」(なんぜんざんみょう)。
一匹の猫をどう助けるか?という、有名な禅問答の様子を描いたものです。
障壁画の前に記された説明書きを要約すると、こんな感じです。
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絵のなかで猫の首根っこをつかんでいるのは、禅師、南泉。
弟子たちに問うて曰く、
「禅のひとことを言い得るならばこの猫を助けよう。
言えないならば、この猫を切り捨てる」
誰ひとり答えることができず、南泉は猫を斬り捨ててしまいます。
夕方、出先から帰ってきた高弟の趙州にその話をすると、
彼は草履をぬいで、その片方を自分の頭の上に載せると、また出ていきました。
それを見た南泉が言うのです。
「もしおまえがあの場にいたなら、猫を救えたのに」
以上、まる。
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え?
これでおわり?
なんのこっちゃ?
…と、ぼたん鍋をいただいている間も、?ばかりが点滅していたのでした。
がしかし、いただいたシシ肉が良かったのか、雪景色が良かったのか、(というか、ネットって便利だなぁ)
夜になって、このもやもやも解消。
この禅問答の真理に到達いたしました。
つづきは、また後日。
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